題材としたのは、江戸時代の八隅蘆庵が文化7(1810)年に表した『旅行用心集』である。彼が述べている旅の心得は、現代から考えた場合「なるほど」と思ったり「そうかな?」と考えたりいろいろである。しかし、約200年前の江戸時代の人々がどんな思いで旅をしていたのかが判る興味深い書物である。コラムを読んで江戸時代の旅と現在の旅の感覚を較べていただきたい。
また、旅行用心集の序文を掲載しておいた。これを読めば八隅蘆庵の旅へ見識を知ることができる。
→旅行用心集の前文を読む