![]() |
兵庫県立歴史博物館 館長 藪田 貫 |
夏休みに海外の友人を博物館に迎える 2017年8月15日 |
毎月、15日ごとに更新している館長ブログですが、この月の15日は終戦記念日として、 いつも特別な感慨が湧いてきます。先日、15年前に亡くなられた恩師の墓参に出かけたのですが、80歳を超えてなおお元気な恩師夫人からは、「わたしたちにとって8月15日は、終戦でなく、敗戦でした」の一言が飛び出しました。新聞で見慣れた言葉から、一瞬、昭和20年8月15日の現実に、引き戻されました。
そんな8月の前後は、「夏休み」(欧米や中国・韓国では6月以降)ということもあり、国内外の友人たちを姫路に迎える機会が集中します。わたしの博物館出勤日に、ワイフが姫路駅で出迎え、世界遺産姫路城を眺めながら、博物館に向かう。博物館では、企画展を観覧するほか、子ども連れは「みんなの家」で遊び、十二単衣の着付け体験に挑戦する、というプラン。もちろんレストラン「はりまっ子」からの眺めも、レストランのガラスに映るお城の眺めも見逃しません。
一泊する場合は、退館後、御幸通りか駅前で一緒に夕食を取り、翌日は「西の比叡山」と称される円教寺に登山・参拝するのが定番。また足を伸ばして、岡山の閑谷学校や備前焼の窯元を訪れることもありますが、どれもこれも大満足して帰って行かれます。
今月の「館長室へようこそ」では、昨年と今年の夏休みに、博物館に迎えた海外の友人たちを、写真入りで紹介します。
|