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兵庫県立歴史博物館 館長 藪田 貫
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酉歳に 色とりどりの 夢を見る 2017年1月15日 |
旧暦では今日は小正月、年初めから半月経ちましたが、久しぶりに見た初夢の話から、今年のブログ「館長室へようこそ」を始めたいと思います。
年末は風邪気味で、元旦の初日の出を見ることができなかったのですが、初出勤の4日、朝靄の中から上る日の出を拝むことができました。ちょうどその朝に、こんな夢を見ました――場所は海外の田舎、フランス語が聞こえてくるのでフランスの田舎か。自転車に乗って走っていると、仔犬が近寄ってきます。可愛いくて抱き上げ、辺りを見回しますが、飼い主はいません。その後、トンネルみたいな処に入り込み、一人乗りのエレベーターがあったので乗り込むと、右と左にボタンが二つ。「フランスは左が上がる」だから、と独り言を言いながら押すと上昇。うまく地上に出たところに、お婆さんが立っており、その姿を見た仔犬は、わたしの腕の中から飛び降ります。とその時、仔犬はわたしに向けておしっこをした―というところで目覚ましが鳴り、夢は終了。
見事なくらいによく覚えている初夢―これにはいったい、どういう予言が含まれているのか?自転車は暮れに、旅先の津和野で久しぶりに乗った自転車。エレベーターは秋芳洞のエレベーターか、仔犬は近所迷惑なほどよく鳴くアホ犬、だがフランスは――と身近な事柄を想い出しながら、詮ない夢解きをするのですが、年賀状の返事に「酉歳に色とりどりの夢を見る」という駄句を読んだことを想い出し、合点がいった次第。
もはや一富士二鷹三茄子は古いとしても、昨今、どういう夢が人々の幸せを予言するのでしょうか?
さて写真は1月6日(金)、博物館内で撮ったスタッフ一同の集合写真です。4月になれば異動になる人、新採用で着任する人があり、メンバーがかなり入れ替わりますが、館長室の机の上に、一年中、飾っておこうと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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