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兵庫県立歴史博物館 館長 藪田 貫
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お城を見ながら昼食タイム 2015年6月15日 |
大学でも博物館でも、また外出したときでも、いつも困るのは、さて昼に何を食べるか・・・この一年、姫路駅構内で売っている駅弁(とくにあなご飯1000円は美味い)、駅前の店まねきが扱う弁当(700円から800円)、博物館に出入りする弁当屋の380円弁当など、いろいろとチャレンジしてきました。がしかし、弁当はどれも味が濃く、冷めている。そこで温かいものがほしい、ということで館内のレストラン「播磨っ子」に足が向きます。
「播磨っ子」は、6人掛けのテーブルが4つに、4人掛けと2人掛けがそれぞれ1つ、総計すると20人あまり座れますが、お気に入りの場所は厨房の前の4人掛けのテーブル。メニューはうどん・そば、どんぶり、カレーライス(冬場は姫路おでん)と限られており、順番に食べていくという感じで、今日はカレーライス(写真1)。緑の半袖シャツに黒帽子、黒いエプロンを掛けたスタッフが応対してくれます。彼ら彼女たちは、「播磨っ子」を運営するNPO法人はりま福祉会の作業所のメンバーです。現在6名が、午前10時から午後4時まで働いています。すでに顔見知りになっているのですが、はにかみ屋さんで、あまり話しかけてくれません。
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カレーもうどん・そばも味はまずまずですが、このレストランの最大の魅力は、窓越に白亜の姫路城が仰ぎ見えること。うどんを食べても、カレーを食べても、コーヒーとドーナツをたべても、世界遺産姫路城がお相伴してくれるのですから、たまりません。
時あたかも深緑の季節――白いお城が緑の木々の上に浮かんでいます(写真2)。
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お城歩きで疲れた身体を、冷房の効いたこの特別席で癒やしてください。