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館長室へようこそ!

兵庫県立歴史博物館
館長 端 信行
【プロフィール】
 私は2002年から、兵庫県立歴史博物館で館長をつとめています。
 大阪府に生まれました。専門は文化人類学と比較文明論です。京都大学文学部を経て、1974年に国立民族学博物館助教授となり、1992年からは同館の教授を、2001〜2007年には、京都橘大学で教授をつとめました。
 
 ※端館長は2014年3月末日に退任し、現在は名誉館長です。このページは過去ページを表示しています。
【「館長室へようこそ」について】
 「館長室へようこそ」では、歴史博物館に関する話題や、兵庫県の歴史・文化のニュース、私が折に触れて感じたことなどを、皆さんにお伝えしたいと思っています。「歴史ステーション」にお越しになった時に、気楽に立ち寄って、おくつろぎ下さい。  みなさんのお便りなども、お待ちしています。
あて先 : Rekishihakubutsu@pref.hyogo.lg.jp
 

  春季特別展はじまる 2012年4月13日

 いま、本館のまわりの公園の桜は満開です。まさに春爛漫の季節がやってきました。

 きょうは4月13日、あす14日から春季特別展がはじまります。館内はあすの一般公開にそなえて、館員が大わらわで展示の仕上げや開会の準備にいそしんでいます。展覧会公開直前の館内の張りつめた緊張感がここちよく伝わってきます。

 さてその展覧会ですが、本年が創建から九百年という、ひょうご最古の国宝建造物である『鶴林寺太子堂』をテーマにいたしました。聖徳太子の開創といわれる太子堂は創建当時は法華堂とよばれ、その内陣には法華経信仰をあらわす麗美な荘厳画が描かれています。このたびの展覧会では、永年の香煙によって肉眼では見えないその荘厳画の全容を赤外線写真によって明らかにするとともに、重要文化財である聖観音立像をはじめ聖徳太子ゆかりの名品のかずかずを総覧し、九百年の歴史をみなさまに感じとっていただきたいと願っています。ぜひともお誘いあわせのうえ、一人でも多くのかたがたにご高覧いただきたいと思います。

   
 
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