![]() |
兵庫県立歴史博物館 館長 端 信行
|
鎮魂の夏、来る 2011年8月15日 |
今年も8月がやってきた。今年の8月は、例年にもまして鎮魂の気持ちを強く感じる。それはもう、被災から早くも5ヶ月たった、東日本大震災の被災者、犠牲者のことがあるからであろう。震災と戦災はおなじではないけれども、巨大津波に襲われた町まちは空襲にあった焦土とかわりはない。テレビメディアは、現地のさまざまな復興への動きを伝える。一日もはやい復興を願うとともに、犠牲になられた人びとのご冥福をこころからお祈りする次第である。
本館の夏季展覧会、特別企画展『ひょうごの鉄道―鉄道新世紀へー』は、おかげさまで連日、家族連れで賑わっている。ひょうごの鉄道の100年の姿を追っているので、子どもさんが親御さんの解説に目を輝かせている光景が散見できます。大人が生きた時代を子供に語る、鉄道の100年のあゆみは絶好の材料です。ぜひ、あなたもトライ!