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館長室へようこそ!

兵庫県立歴史博物館
館長 端 信行
【プロフィール】
 私は2002年から、兵庫県立歴史博物館で館長をつとめています。
 大阪府に生まれました。専門は文化人類学と比較文明論です。京都大学文学部を経て、1974年に国立民族学博物館助教授となり、1992年からは同館の教授を、2001〜2007年には、京都橘大学で教授をつとめました。
 
 ※端館長は2014年3月末日に退任し、現在は名誉館長です。このページは過去ページを表示しています。
【「館長室へようこそ」について】
 「館長室へようこそ」では、歴史博物館に関する話題や、兵庫県の歴史・文化のニュース、私が折に触れて感じたことなどを、皆さんにお伝えしたいと思っています。「歴史ステーション」にお越しになった時に、気楽に立ち寄って、おくつろぎ下さい。  みなさんのお便りなども、お待ちしています。
あて先 : Rekishihakubutsu@pref.hyogo.lg.jp
 

 梅雨どきは、テーマ展示をじっくり味わう 2011年6月15日

 東北・三陸海岸沖を襲った巨大地震と巨大津波から早や3ヶ月がたった。未だ行方不明の方が8,000名を超すとつたえられている。被災した各地の博物館施設の被害情報もようやく全貌がみえはじめ、関連機関からの支援もすこしずつ届きはじめている。復興への道のりは遠くまだまだこれからである。いきながい支援を続けたいものである。

 この東日本大震災の直後からはじまった、当館春季の特別展『宝塚歌劇〜咲きつづけて一世紀〜』は、元トップスターの陽月華さんや朝海ひかるさんのトークショーでは会場に入れない方がでるなど、ご好評のうちに幕を閉じました。ご観覧いただいたみなさまに厚く御礼申しあげます。激動につぐ激動のこの現代にあって、100年にわたって続くことの歴史的文化的意味をあらためて体感するよい機会となったのではないでしょうか。

 さて当館は、7月16日からはじまる夏季展覧会『ひょうごの鉄道―鉄道新世紀へー』までの一ヶ月間は、テーマ展示のみとなります。この機会に、播磨の民家で鎧・かぶとの着付け体験ができる「みんなの家」や兵庫県の多彩な文化遺産を紹介する「ひょうごのあゆみ」や「ひょうごライブラリー」、そして国宝姫路城のすべてを語る「姫路城と城下町」や屋台の実物が展示されている「ひょうごの祭り」、全国ただ一つの「こどもはくぶつかん」など、魅力たっぷりのテーマ展示をじっくりと体験してはどうでしょうか。いまがチャンスです。みなさまのご来館をお待ちしています。

   
 
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