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兵庫県立歴史博物館 館長 端 信行
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本年は『姫路 今むかし』でスタート 2011年1月15日 |
みなさま、新年おめでとうございます。新しい年をそれぞれによい年にしたいとの希望をもって迎えられたことと思います。
本館の活動もリニューアルから早くも5年目に入ろうとしています。リニューアル開館の理念であった“交流博物館”の実現も、いよいよその真価を問われる段階にさしかかっています。みなさまには、これまで以上に本館の活動をご支援・ご教示くださいますようお願いいたします。
“交流博物館”は、小さな子どもからお年寄りまで、また人びとの多様な分野への関心のひろがりを配慮して、さまざまな年代層の人びとや専門的な活動家からはじめての来館者まで、どのような人でも本館で何かを見つけて、興味と学びをひろげることができる博物館をめざしています。
さて本年の最初の特別企画展は、姫路をテーマに取り上げました。姫路のシンボル姫路城は、第二次大戦時の大空爆のなかいかにして被災をまぬがれたのでしょうか。街の歴史には謎がいっぱいです。姫路の街は第二次大戦後に大きく変貌しましたが、そうした街の変貌する姿にみなさまの想いを重ねてみてはどうでしょうか。