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館長室へようこそ!

兵庫県立歴史博物館
館長 端 信行
【プロフィール】
 私は2002年から、兵庫県立歴史博物館で館長をつとめています。
 大阪府に生まれました。専門は文化人類学と比較文明論です。京都大学文学部を経て、1974年に国立民族学博物館助教授となり、1992年からは同館の教授を、2001〜2007年には、京都橘大学で教授をつとめました。
 
 ※端館長は2014年3月末日に退任し、現在は名誉館長です。このページは過去ページを表示しています。
【「館長室へようこそ」について】
 「館長室へようこそ」では、歴史博物館に関する話題や、兵庫県の歴史・文化のニュース、私が折に触れて感じたことなどを、皆さんにお伝えしたいと思っています。「歴史ステーション」にお越しになった時に、気楽に立ち寄って、おくつろぎ下さい。  みなさんのお便りなども、お待ちしています。
あて先 : Rekishihakubutsu@pref.hyogo.lg.jp
 

 夏2題 2010年8月15日

 やはり、夏の主役は子どもたちだ。今日も博物館内には子どもたちの声がこだましている。博物館の風景としては、やはり元気な子どもたちのすがたがあちこちに見える方がさまになる。親子シリーズの特別企画展『変身−仮面のひみつ』を楽しんでくれているだろうか。誰と一緒に来たのだろうか。小学生参加のサマースクールも真っ最中だ。

 夏は、子どもたちに博物館をおおいに楽しんで欲しい。

暑い夏は人びとのこころも熱くなる。昨日のことのように思い出される、佐用町の土石流災害。亡くなられたかたがたの一周忌の慰霊祭があった。

まもなく終戦記念日。人びとの戦争体験はますます熱く語り継がれる。

人びとの体験のなかには、時とともに忘れ去られる事ごとと、時がたつにつれてますます熱く思い出され、語りが湧き出るのを禁じ得ない事ごととがある。日本の夏は熱い語りに充ち満ちる。


   
 
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