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兵庫県立歴史博物館 館長 端 信行
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石ころからシーサーをつくる 2009年11月15日 |
いま当館では、特別展『国宝・沖縄 琉球王国の美』を開催中です。会期も早や終盤に近づき、展覧会がはじまった頃は、まだ青々していた姫路城のまわりの樹木もすっかり色づき、まさしく錦秋たけなわの感があります。
会期中には、展覧会にちなんで、さまざまな催しが開かれました。琉球舞踊、能と詩の朗読、ワークショップ、講演会や展示解説など多彩なプログラムが計画されていました。皆さんはどの催しに参加されましたか。
今月15日の日曜日には、ヴォランティアグループ‘歴はく倶楽部’によるワークショップ「シーサーをつくろう」がありました。シーサーをどんな風につくるのかと思ってのぞいてみてビックリしました。河原にある普通の石ころに顔を描くだけで立派にシーサーのミニチュアができるのです。紙粘土を使うと、もう本物のミニチュアです。アートの力はすごいなあと感じました。
特別展は12月6日(日)までです。皆さん、お見逃しなく。