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兵庫県立歴史博物館 館長 端 信行
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文化・芸術の秋、貴重な文化財の名品に触れる 2008年10月17日 |
秋季の特別展がはじまりました。リニューアル2年目の秋季特別展第2弾は、当館が兵庫県神社庁とのあいだで、長年にわたって企画を温めてきた豪華展覧会です。10月18日(土)から一般公開しています。最終日の12月7日(日)まで、2ヶ月ちかくにわたって開催します。一人でも多くの県民の皆さまに来場いただいて、兵庫県が誇る文化財の数かずに触れていただきたいと思います。
『ふるさとの神々 祝祭空間と美の伝統』と題するこの特別展は、兵庫県下のおもな神社の所蔵する祭具や絵馬などの宝物や御輿などを一堂に集めるという、文化財の一大絵巻とも言える展覧会です。出品される数々の文化財のなかには、国の重要文化財に指定されているものも数多くあります。これら重要文化財に指定されている宝物には、国立博物館に寄託さている文化財もたくさんあり、それらもこの機会に公開されます。いわゆる里帰り展示です、お見逃しなく!
また兵庫県下の寺社は、奉納される神楽や神舞いなどの民俗芸能の宝庫であります。そこで今回の特別展示の催しとして、11月3日の「文化の日」に、会場も姫路市市民会館の大ホールで、県下の代表的な民俗芸能が一堂に会する公演を計画しています。この芸能公演会の詳細については、当館までお問い合わせください。