長田高校SSH事業

SSHとは?

文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は,先進的な科学技術,理科・数学教育を通じて,生徒の科学的能力や科学的思考力等を培うことで,将来社会を牽引する科学技術人材を育成するための取組である。
※詳細は科学技術振興機構(JST)のホームページ)へ

<テーマ>
VUCA時代において主体的に自らを進化させられる人材育成

探究活動を中心に①現状分析力 ②課題解決力 ③情報発信力を伸ばし,
「予測困難な状況でも新たなビジョンを打ち出し,周りを巻き込みながら時代を前にすすめる力」を育てる!

*VUCA時代とは、コロナ禍のように先行きの見通せない時代のこと。
(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)

<育てる生徒像>
「枠組を超越する発想をもつ将来の科学技術者」と
「科学を正しく理解する素養を持った市民」を
「文理融合の環境下」で育てる

課題研究(探究活動)を通して,
①現状分析力 ②課題解決力 ③情報発信力を学び
「高度な内容も広く世界に伝えることのできる飛び抜けた科学技術者」と,
「非科学的な情報に惑わされずに自分で判断ができる市民」が育つ環境を実現する

<具体的な取組>

1年 

 公共(全員)
  先哲の考えや国内外の社会課題,探究のプロセスを学習
 理数探究基礎(普通科)
  数学,理科,情報の教員の指導で探究を進める基礎力を養成
 探究入門(類型)
  多くの外部講師を招いて研究者の発想や視点を学習

2年 

 総合的な探究の時間(普通科),探究B(類型)
  教科,科目に関係なく多くの教員が関わり,文理融合班での課題研究を実践。
  中間発表や成果発表会を行い、外部での発表の機会も提供
 探究A(類型)
  英語での発表,プレゼンテーションスキルを向上

3年 

 選択探究(普通科)
  より探究活動を深めたい,外部で発表したい生徒にその場を提供
 人文・数理探究(類型)
  英語プレゼンテーション大会や論文作成をし,探究をさらに発展

*さらに,シスメックス,アシックス,理化学研究所や京都大学の研究室,大阪大学の研究室,神戸大学のデータサイエンス等,外部施設,企業への見学や海外研修など,特別なイベントも実施
PDF令和4年度 前期の様子 PDF令和4年度 新規導入備品例

<非認知能力の研究>

経験と学習成果の間にあると言われる数値化の難しい能力(批判的思考力,知的好奇心,自尊心,共感性,レジリエンス等)。
(例えば,百マス計算という経験によって計算能力の向上という成果が得られるが,その間には集中力の向上などの非認知能力がある)
生徒の自己評価などの情報を提供することで大阪大学等の研究グループと共同で研究し,より効果の高い取組や生徒へのはたらきかけの手法(カリキュラム)を開発することも, 本校SSH事業の目的としている。
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