第1回科目「日本の文化」(仮称)教材開発委員会記録
日時 平成18年7月6日(木)15:00〜17:00
場所 兵庫県民会館
○ 事業の概要について
・多くの学校で外国への修学旅行等が実施されている。その際、外国の生徒たちは自国の文化をうまく紹介できるのに、日本の高校生たちは日本の文化について表面的なことしか紹介できていないことが多い。
・新たな視点で日本史の教育を行うきっかけとする。
・科目「日本の文化」(仮称)は、教科としては地理歴史である。
・これまで3回の構想委員会で、科目の目標・内容の取り扱い等についても協議してきたが、まだ(案)の段階であり、今後精査する。
○ 教材の開発について
・委員は、すでにそれぞれの分野で優れた実践があり指導力がある方々にお願いした。それぞれの得意の分野を考えて、担当のテーマを割りあてた。
・1単元2ページのうち、前半の2ページは教師用とする。指導する立場で、つまり、どういうねらいで、どういう資料を提示して、どういう学習活動を期待するのか、という視点で書く。
・授業のねらいの部分では、「評価の観点」をふまえて書く。
・授業の展開の部分では、「導入」「展開」「まとめ」と言う言葉を用いなくても、授業の流れがわかるような、ポイントを押さえた書き方にする。
・参考資料として、写真や動画を用いることも可能である。
・それぞれのテーマにおいて、「英語で紹介」のためのスペースをあけておく。
○ 教材の活用方法等について
・学校設定科目として実施の場合、単位数は2単位とする。実施学年や、授業の展開方法については、各高等学校の実情にあわせて柔軟に対応する。
・教材は、学校設定科目だけでなく、総合的な学習の時間、海外修学旅行等の事前研修においても活用可能である。
・教育委員会文化財室と大手前大学の連携によるデータベース内の資料は教育委員会の著作物であるため、自由に使用することができる。
・県立歴史博物館所有の資料等の活用も可能である。
・写真・図画等、著作物の使用許諾に関しては、事務局で対応する。