4月、出会いと別れの季節。新しい環境の中で、自分の心の居場所を見つけることができたのではないでしょうか。

 さて、5月はチャレンジの季節。「誰でもできることを誰にもできないくらいやる」ことから自信が生まれ、チャレンジする意欲が湧いてくる。チャレンジするためには、自分と向き合うことが必要になってきます。

  わたしが両手を広げても

  お空はちっとも飛べないが

  飛べる小鳥はわたしのように

  地べたを早くは走れない

  わたしが体をゆすっても

  きれいな音は出ないけれど

  あの鳴る鈴はわたしのように

  たくさんな歌は知らないよ

  鈴と小鳥と それからわたし

  みんな違って みんないい

 この金子みすゞの「わたしと小鳥と鈴と」の詩にあるように、自分と向き合う時、「みんな違って、みんないい」ということを覚えておいてほしいと思います。なぜなら、人と比較して自分を考える時、人は必ずと言って良いほど、自分の悪いところばかりを思い浮かべます。

 できない自分をイメージしても、チャレンジする気持ちにはならないでしょう。自分の良いところ、例えば、明るいとか、素直だとか、ねばり強いとか、おおらかとか、細かいところに気がつくとか、慎重だとか。自分探しは、「自分の良いとこさがし」の発見から。

自分の良いところを糧に、どんどんチャレンジしていきましょう。

 5月は、チャレンジの季節です!!

校 長 室 だ よ り

校長室から

校長 出村 多惠子