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兵庫県教育委員会

小中高と系統だった情報モラル教育の推進

         
 「情報モラル」については、学習指導要領(小学校、中学校、高等学校、特別支援学校)の第1章の総則において、「言語能力、情報活用能力(情報モラルを含む。)、問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力」に位置づけられました。指導に関しては、教科横断的な視点に立った育成を行うものと記載されたため、学校を挙げて体系的に取り組む必要があります。

        
 学習指導要領解説では「情報モラル」は、「情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度」と示されています。

        
 「情報モラル」を身に付けるためには、主に6つの学習活動が必要です。
  ① 情報発信による他人や社会への影響について考えさせる学習活動
  ② ネットワーク上のルールやマナーを守ることの意味について考えさせる学習活動
  ③ 情報には自他の権利があることを考えさせる学習活動
  ④ 情報には誤ったものや危険なものがあることを考えさせる学習活動
  ⑤ 情報セキュリティの重要性とその具体的対策について考えさせる学習活動
  ⑥ 健康を害するような行動について考えさせる学習活動    など        (参考:教育の情報化に関する手引き(文部科学省))第2章 第4節 学校における情報モラル教育)

        
 「情報モラル」を育成するために、次のステップで情報モラル教育について理解を深め、年間指導計画を立てましょう。

ステップ1 兵庫県の情報モラルに関する現状を知ろう!

 児童生徒のスマホの所有率は年々上昇し、所有する時期も低年齢化しています。(R1調査:スマホ所有率 小1-3 13.5% 小4-6 28.4% 中 63.7% 高 97.5%)
 インターネットの使用時間については、学年が上がるについて増えていき、1日4時間以上使用する高校生の割合は、16.1%(R1調査)にも上ります。
 このことから、帰宅して就寝まで多くの時間をインターネットと向き合っていることになり、「情報モラル」は家庭だけでなく学校でもしっかりと指導する必要があることがわかります。
 【参考】
インターネット依存の割合(R1) 校種別 フィルタリング浸透率(R1) ルールづくりの浸透状況(R1)
 兵庫県でもインターネットやゲームへの依存の割合が年々増加し、高校生においては、約15%の生徒に依存傾向が見られるという結果になっています。  平成29年より青少年愛護条例が改正され、青少年のフィルタリングの有効化措置が義務化されました。令和元年度の浸透率は約半数で、小学校については4割という結果です。  インターネットの利用について、小中とも保護者とのルールがしっかり浸透していると言えます。しかし、高校生の約6割の生徒が保護者とのルールが曖昧であると回答しています。
                                                  【参考】令和元年度「ケータイ・スマホアンケート」及び「インターネット夢中度調査」(青少年本部 調査)
 【リンク】
   ・ 各市町学校の自主的な取組によって作成されたルールの例(平成28年度3月現在)PDF180KB   
   ・ 令和元年度「ケータイ・スマホアンケート」及び「インターネット夢中度調査」結果(公益財団法人 兵庫県青少年本部))

ステップ2 各学年で使用する「情報モラル教育」の指導教材を知ろう!

 「情報モラル教育」を指導する教材は、多くの団体から無料で提供されています。その一部を紹介します。 

文部科学省 兵庫県 青少年本部
 
   
動画教材(YouTube) 動画教材(ネットトラブルから子どもを守る協議会議) Comming soon
 文部科学省が作成している動画教材(YouTube)です。指導を支援する資料も公開されています。
 兵庫県教育委員会では系統だった指導ができるように指導計画案を作成していますので、ご利用ください。
 ネットトラブルから子どもを守る協議会議の中で、兵庫県教育委員会、兵庫県、兵庫県警が協働で動画教材を作成しました。大学生と警察官の対話形式で、情報モラル教育について考えます。
【リンク】 「情報モラル教育の充実」Webページ    【リンク】 ネットトラブルから子どもを守る協議会議  
                                              
総務省 LINEみらい財団 株式会社NOLTYプランナーズ
 
   
インターネットトラブル事例集 SNSノート・カード教材  SNSノート・カード教材
 子どもたちが安心して安全にインターネットを利用できるよう、最近のトラブルの事例から、子どもたちへの指導にあたって保護者や教職員などが知っておくべき事項等を解説した教材です。。  LINEみらい財団が無料で提供しているSNSノートです。指導者用教材も提供されていますので、各校での情報モラル教育を推進する上で役に立つ教材です。  多くの学校でネットの「使いすぎ」について指導が行われていますが、時間を自律的に管理する指導はあまり行われておりません。自分の生活状況を客観視し、主体的にネットとの向き合い方を考える教育プログラムです。
【リンク】 インターネットトラブル事例集
【リンク】LINEみらい財団 【リンク】タイムマネジメント教育プログラム

ステップ3 指導する教科を決め、各校で「情報モラル教育」年間指導計画を作成しよう!

 「情報モラル教育」指導教材をうまく組み合わせ、「情報モラル」を育成する6つの学習活動を計画的に指導をするための指導計画を作成しましょう。
 また、育成する資質・能力については「情報モラル指導 モデルカリキュラム」※ を参考に、体系的な指導ができるように心がけましょう。
 各学年での時数は特に示されていませんので、まずは各学年年間3時間(1時間/学期)を目処に設定してみましょう。(小学校全18時間、中学校全9時間、高等学校全9時間 全36時間
 継続して指導することで、情報モラルの重要性に対する学校全体としての理解や認識が発信され、児童生徒の関心のきっかけとなり、保護者にも関心を持たせることができます。

 【年間指導計画ひな形】      6年間用・3年間用・9年間用・12年間用(Excel)

 【リンク】「情報モラル指導 モデルカリキュラム」 情報モラル指導ポータルサイト(平成19年度文部科学省委託事業)※
 【参考】
 ① 【小・中】 特別の教科 道徳  
※学習指導要領総則より抜粋
 小学校 中学校 
  児童の発達の段階や特性等を考慮し、第2に示す内容との関連を踏まえつつ、情報モラルに関する指導を充実すること。また、児童の発達の段階や特性等を考慮し、例えば、社会の持続可能な発展などの現代的な課題の取り扱いにも留意し、身近な社会的課題を自分との関係において考え、それらの解決に寄与しようとする意欲や態度を育てるよう努めること。
(学習指導要領 特別の教科 道徳 「指導計画の作成と内容の取扱い」より抜粋)
  生徒の発達の段階や特性等を考慮し、第2に示す内容との関連を踏まえつつ、情報モラルに関する指導を充実すること。また、例えば、科学技術の発展と生命倫理との関係や社会の持続可能な発展などの現代的な課題の取扱いにも留意し、身近な社会的課題を自分との関係において考え、その解決に向けて取り組もうとする意欲や態度を育てるよう努めること。
(学習指導要領 特別の教科 道徳 「指導計画の作成と内容の取扱い」より抜粋)

 ② 【小・中】 特別活動 
※学習指導要領より抜粋
小学校   中学校
 第一章総則の第1の2の(2)に示す道徳教育の目標に基づき、道徳科などとの関連を考慮しながら、第3章特別の教科道徳の第2に示す内容について、特別活動の特質に応じて適切な指導をすること。
(学習指導要領 特別活動 「指導計画の作成と内容の取扱い」より抜粋)
  第一章総則の第1の2の(2)に示す道徳教育の目標に基づき、道徳科などとの関連を考慮しながら、第3章特別の教科道徳の第2に示す内容について、特別活動の特質に応じて適切な指導をすること。
(学習指導要領 特別活動 「指導計画の作成と内容の取扱い」より抜粋)

 ③ 【小・中】 総合的な学習の時間
※学習指導要領より抜粋
小学校   中学校
 目標を実現するにふさわしい探求課題については、学校の実態に応じて、例えば、国際理解、情報、環境、福祉・健康などの現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題、地域の人々の暮らし、伝統と文化など地域や学校の特色に応じた課題、児童の興味・関心に基づく課題などを踏まえて設定すること。
(学習指導要領 総合的な学習の時間 「各学校において定める目標及び内容」より抜粋)
 目標を実現するにふさわしい探求課題については、学校の実態に応じて、例えば、国際理解、情報、環境、福祉・健康などの現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題、地域や学校の特色に応じた課題、生徒の興味・関心に基づく課題、職業や自己の将来に関する課題などを踏まえて設定すること。
(学習指導要領 総合的な学習の時間 「各学校において定める目標及び内容」より抜粋)

 ④ 【中】 技術・家庭(技術分野)
※学習指導要領より抜粋
 D(1)ア 情報の表現、記録、計算、通信の特性等の原理・法則と、情報のデジタル化や処理の自動化、システム化、情報セキュリティ等に関わる基礎的な技術の仕組み及び情報モラルの必要性について理解すること。(学習指導要領 技術・家庭(技術分野) 「各分野の目標及び内容」より抜粋)

 ⑤ 【小・中】 教育課程内で、各教科とは別に実施するもの

 ⑥ 【高】 「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」 (※)教科「情報」 社会と情報  情報の科学

ステップ4 学校行事や参観日等と関連させ、保護者にも伝える場を設定しよう!

 日々の教育活動の中で、「情報モラル教育」を計画的に実施しながら、参観日・懇談会・保護者会等をうまく活用し、保護者、地域に啓発・情報共有できる場を設定し、「情報モラル教育」を充実させましょう。

 実施例1 サイバー犯罪被害防止教室(兵庫県警サイバー犯罪対策課)  ⇒チラシはこちら(PDF)
 実施例2 民間企業によるスマホやインターネットに関する安全教室  企業例 NTTドコモ    KDDI    Softbank 

ステップ5 連絡会議等を利用し活動内容を共有し、小学校から高等学校までの系統的に指導をしよう!

 校種が進むことで、指導教材や学習内容が重なったり、指導目標の基準が下がったりすることがないよう、異校種の連絡会議等では、情報活用能力(情報モラルを含む。)についての学習内容、児童生徒の現状を共有しましょう。
 その情報をもとに、各学校で計画の見直しを行いましょう。

リンク集

   ・ 情報モラル教育関係資料リンク集   

関係団体へのリンク

➡文部科学省HPリンク ➡青少年本部HPリンク ➡兵庫県警サイバー犯罪対策課HPリンク
文部科学省 兵庫県青少年本部 兵庫県警サイバー犯罪対策課

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