地震後の助け合い阪神・淡路大震災を語り継ぐはよようようてつだひさびさそこふろ呂器き器呂きふろ呂ふろ々ふろ呂71に水を入れるたびに、おば「風いっぱいの水はたいへんやから、いいよ、いいよ。」と、おばあさんはことわりましたが、顔がとてもうれしそうでした。母とはよく口げんかをしますが、そのときは、母をそんけいしました。ぼくは、家の水くみでつかれていましたが、「ぼくも、くむわ。」と母に言うと、「当たり前やろ。早と言われました。 20リットルのポリ容た。母といっしょにがんばっていると、弟や近所のおばさんたちも、バケツを持ってきて手あさんは、「ありがとう。ありがとう。」と、くり返し言いました。それを聞くと、「もっとがんばるぞ」という気になりました。 よく朝、おばあさんが家に来ました。「きのうは、久に入れて、とても気持ちよかった。ほんとうにありがとうさんでした。」と、声をつまらせながら、何回も何回も頭を下げて帰って行きました。そのとき、心の底れしさがこみ上げてきました。うポリ容伝ってくれました。風にお風からう持っといで。」で、風をいっぱいにするのはたいへんでし
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