地震直後阪神・淡路大震災を語り継ぐ震よさ藤とうささしん60が来た。もう何が何だかわからない。 ぼくは、大きなきょうふが来るのも知らずにねていた。 ゴトゴト、ゴゴゴゴッ、ミシミシ、ドッカーン。ものすごいゆれとともに大きな音が聞こえてくる。ベッドの支 ゆれがおさまり、お父さんとお母さんが来た。「服を着ろ。」 お父さんの声が聞こえる。余服を着てにげようとした。ガスのにおいがする。「火が出るぞ。」と、お父さんの声がした。ドカーン。音とともに火が出た。お父さんは、おばあちゃんを助けに行った。 ドンドンドン。「佐さあん。」えにしがみついた。明日に生きる何も考えられない
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