兵庫県防災教育副読本「明日に生きる」
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(写真提供 神戸新聞社)(写真提供 神戸新聞社)3 兵庫県では、阪神・淡路大震災から学んだ教訓をいかすため、生命に対する畏敬の念や助け合い、ボランティア精神等共生の心を育み、人間としての在り方や生き方を児童に考えさせる「兵庫の防災教育」に取り組んできました。 近い将来の発生が予想されている南海トラフ巨大地震では、兵庫県も多くの被害が想定されているほか、近年は集中豪雨などの気象災害が頻発化するなど、私たちの身近にある災害リスクが高まっています。様々な自然災害から大切な命を守るためには、子どもたちが正しい知識や技能を身に付け、主体的に判断し、行動する力を育むことが重要です。 科学技術が発展し、様々な研究が進む今、災害に関する情報が日進月歩で更新されるとともに多くの知見が蓄積されています。子どもたちの成長を支える私たち大人も、防災に対する意識を高め、正しく新しい情報を常に学ぶ姿勢を持つことが重要となります。 だからこそ、子どもたちが防災教育副読本「明日に生きる」を活用しながら学校で学ぶ内容について、家庭でも共有し、共に考える機会を作っていただきたいと考えています。そして、将来、家族や友人等の大切な人をはじめ、地域の人を守ることができる人になってもらいたいと願っています。地域で発生する災害リスクを踏まえ、家庭・地域の皆様も正しい知識を持ち、子どもたちのかけがえのない命を守るために共に取り組んでいただきますよう、ご協力をお願いします。保護者の皆様へ

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