(((●平成9年度 研究紀要 第109集●)))
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学校カウンセリング研修の在り方に関する基礎的考察
−学校心理学および学校カウンセリングの概念を巡って−
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要
旨
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本稿においては、日本教育心理学会(1993,1996)や石隈(1996) の提唱する「学校心理学」の立場と理論に検討を加えながら、現下の生徒指導の在り方、とりわけスクールカウンセラーの招聘をも視野にいれた学校カウンセリングの在り方を検討し、現職教員の学校カウンセリング研修の在り方に関する基本的な考え方について考察することを目的とした。
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「生きる力」を育む算数科の指導
−よさや楽しさを味わわせる指導の在り方−
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要
旨
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教科書に沿い、細かいステップで「教える」「わからせる」という指導を繰り返してきた結果、子どもたちは算数科を「考える教科」ではなく「解き方を覚える教科」と思い込むようになり、数学嫌い・理数離れが顕著な現象となっている。
本研究では、算数科の指導をとおして「生きる力」を育むために、子どもが本来持っている「直観力」を生かし、その上に見通しをもち筋道を立てて考える等の「数学的な考え方」を伸ばす指導の在り方について考察した。 全文はこちら |
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生きる力を育む国語科授業への提案
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要
旨
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国語科教育の中で、言語感覚の正しさ、深さ、豊かさを培う授業展開はどうあるべきなのか。
本研究では、「生きる力」を育む国語科授業をめざし、教材解釈を深めること、明確な授業展開の構想を持つこと、子どもの反応を把握し、指導に生かすことの三つの視点から、その具体的な指導の在り方について考察することとした。特に教材解釈を深めることについては、コンピュータ利用を試みるとともに、現在使用されている小学校6年生教材に即して教材研究の進め方、深め方を明らかにした。 全文はこちら |
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郷土のヤナギを追って
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要
旨
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河川にはヤナギの生育地が多い。国内ではヤナギの分類は植物種の中でも難解な部類としてその実態は長く不明のままにされてきた。著者は兵庫県下を広く回り、観察、標本採集することにより植物分類地理学的な詳細を明らかにした。それは環境教育や生物教育への展開にも役立てることができる。そこで、ヤナギを主人公として河川の自然環境を学び、人間との関わりを考えた環境のあり方について考え、環境の保全や創造を実践するための資料となるものにした。 全文はこちら |
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開発的カウンセリングの考え方と実践に関する研究(T)
−「生きる力」を育む具体的な手法の提案−
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高校教育研修課 |
指導主事 |
濱田 正晴 |
義務教育研修課 |
指導主事 |
古田 昇 |
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要
旨
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変化の激しい、先行き不透明な時代にあって、たくましく生き抜いていくためには、子どもたち一人一人に「生きる力」を育むことが必要である。しかし、具体的な方法となると、暗中模索であるのが現状ではないだろうか。
一方、カウンセリングと言えば、従来、問題を抱えた一部の子どもを対象とする治療的なカウンセリングを中心に考えられてきた。
そこで、本稿では、学校で「生きる力」を育むための具体的方法として、すべての児童生徒を育てる「開発的カウンセリング」の基本的な考え方と、その手法としての「構成的グループ・エンカウンター」を提案した。
後半には、小・中・高等学校における教科・道徳・特別活動の展開例を提示した。
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マルチメディア、インターネット時代の情報教育について
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要
旨
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情報化社会の進展とともに情報活用能力を実践する場が変化し、最近ではインターネット等マルチメディアの活用が求められている。新たな情報通信ネットワークがもたらす有害情報やネチケットをはじめとする情報倫理、セキュリティ等の問題点は、学校におけるインターネット利用の課題となっている。インターネット利用を通じて情報倫理の学習を行うことは、心の教育とつながり将来のネットワーク社会を住みやすくするものと考えマルチメディア、インターネット時代の情報教育と新しい教育用ネットワーク構築について考察した。
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小・中・高等学校 算数・数学科 教育課程研究 |
情報教育研修課 |
指導主事 |
山本 雄幸 |
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指導主事 |
常陰 則之 |
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指導主事 |
寺村 雅守 |
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要
旨
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本研究では、教育課程審議会の「教育課程の基準の改善の基本方向について(中間まとめ)」、文部省の新「学力調査」結果等を参考にしながら、算数・数学科教育の現状と課題について考察した。また、新しい教育課程を考える視点を明らかにするとともに、小・中・高等学校を見通した系統的な学習内容を領域別に検討した。さらに、具体的な学習内容をあげながら指導の在り方についても論じた。
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