学校長あいさつ







 兵庫県立尼崎高等学校のホームページをご覧くださり、まことにありがとうございます。
平素より、本校の教育活動にご理解とご協力を賜り深く感謝いたしております。

 本年、4月1日付で、兵庫県立篠山東雲高校より着任いたしました板羽 茂雄(いたば しげお)と申します。よろしくお願いいたします。

 さて、本校は、大正12年に設立され95年を超える歴史を有する学校です。当時、尼崎市に県立中学校建設の市民から要望の声が上がりましたが、財政難で設立が認めらない中、私たちの先輩は市民の手で学校を作ろうという機運が高め、学校設立に向けた市民運動を始めました。地域の方々に寄付を募り、地域の方から多くの寄付もいただきましたが、容易に目標の建設資金は集まず、資金調達に努力を重ね、ついに中学校開校を迎えました。当時の校長は、「どこにも例のない、市民の建てた学校である。責任の重さを忘れてはいけない」と生徒たちに常に言い聞かせていたとのことです。

 それから今日に至るまで、関係機関及び地域社会、同窓会や保護者の皆様方の温かいご支援とご協力に支えられた本校はますます発展し、卒業生は約3万2000人にも及び、各界でリーダーとして活躍する多くの人材が輩出されています。

 その学校の歴史は、その学校独自の文化を生み出し、その文化はその学校の生徒を育みます。開校時の教育目標の一つ「自律創造」の精神は、校訓「自主・根性・聡明」として引き継がれ、長い歴史の中で脈々と伝わり本校の学校文化の礎となり生徒を育んでいます。

  昨年5月、令和の時代へと移りました。世界では第4次産業革命、日本ではSociety 5.0を迎え、全ての生活環境や就業形態、さらには価値観も大きく変化しようとしています。IOT、AI、再生医療、脳科学といった最先端技術の発達は、人間の生活のみならず人間の在り方そのものに、間違いなく大きな影響を与えます。また、これら先端技術は生活様式だけでなく、現在の仕事の半分を不要にするという予測もあります。「先の見えない時代」になることが様々の形で表現されています。

 しかし、このような時代にこそ本校の建学の精神や校訓「自主・根性・聡明」が「生きる力」としての重要性を高めていくこととなります。「先の見えない時代」にこそ、自主的主体的に自らの進むべき目標を定め、道を切り開き、最後最後まで諦めることのない根性を持ち、変化への対応力や知識を身につけ自ら考える聡明さを持ち、自立できる人材の育成に努めて参ります。

 最後になりましたが、本校の発展に寄与されました前任の児玉校長をはじめとする歴代の校長並びに教職員の皆様、そして、保護者や同窓会、地域の皆様のご期待に添えますよう微力ながら尽力して参りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 このホームページを通じ本校の教育目標達成に向けた取組などを皆様にお伝えしたいと思います。ご高覧くださいまして、本校へのご理解を深めていただきますとともに、今後ともご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
令和2年4月
兵庫県立尼崎高等学校 校長 板羽 茂雄