up2011.11.25

モラルジレンマ
自分の意見を提示
まとめ
各意見をまとめて検討

1年生でモラルジレンマについて学習

 11月16日(水)、1年生のLHRの時間に「道徳」の授業としてモラルジレンマについて学習しました。 教材は、「元さんと二通の手紙」という教材をもとにルールについて考えました。
 ある動物園で、入園時間を過ぎて小学生2人のみで入園したいと窓口に来た子どもを、 再任用の「元さん」が自分の判断のみで入園させた。子どもたちの父は病気で倒れ、 母親も仕事で動物園に連れて行けないという状況の中で、子どもたちが小遣いをためて動物園にやって来た。 心情的には何とかしてやりたいが、入園時間と保護者同伴でなければ入園できないという「きまり」がある。 「あなたならどうするか?」・・・と生徒たちに問いかけた。
 子どもたちは遊ぶのに夢中になって閉門時間を1時間ほど過ぎた頃、池の近くで発見された。 元さんはルールを破って子どもを入園させたことの責任をとらされて、解雇されることになる。
 生徒たちに、元さんのとった行動に「賛成」「反対」「わからない」に分けて意見を求め、その理由を述べさせた。
 「ルールを守る」ということは単純ではない。様々な状況の中で判断しなければならないし、 「ルール」にはそのルールが作られた理由がある。 様々な角度から考えることで、規範意識を高めることをねらいに1年生の全クラスで授業を行った。
 自分の名前をマグネットシートに書き、全員が「賛成」「反対」「わからない」に分類して責任を持って意見を述べ合った。 各意見の割合はクラスによって異なったが、人の意見を聞き、悩んだ1時間となった。
 授業の様子は、公開授業として中学校の先生方や保護者に見ていただきました。


指導案

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