埼玉県 和光市

 市長 

  松本 武洋 
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    私が城西に入学したのは 1985 年でした。

入学当初、城西にはまだ一年生と二年生しかおらず、 自分たちが校風を作っていく、という思いのもと、 文化発表会、体育大会と工夫し、 アイディアを出し合いながら全力で取り組みました。 部活 (陸上部) は故障もあって二年生のシーズンまででやめてしまいましたが、 今も夏の芝生のにおいをかぐと、 試合や練習の景色が脳裏に鮮やかに浮かんできます。 城西の良さは集まってくる生徒の多様性とのどかな立地ですね。 今はすっかり変わってしまった中八木の海岸で何度も友人と語り合ったことも、 すばらしい思い出です。

関西から出るつもりはなかった私ですが、 大学受験で希望通りの結果が出ず、 進学を機に思いがけず都内に移り住むことになりました。 バブル時代だったこともあり、 「日本の中心」での学生生活は刺激的で、 大変良い機会を与えてもらったと「受験の神様?」には感謝しています。

金融機関や出版社で 10 年余り働いた後、住まいのある埼玉県和光市の市議に当選し、 6 年間の議員生活の後、和光市長に就任しました。 和光市は明石市の面積で五分の一、人口で四分の一と小さな自治体ですが、 池袋まで13分、 渋谷まで25分と大変利便性に恵まれており、 人口減少の時代にあって珍しい、育ち盛りのまちです。 首都圏に引っ越される場合にはぜひ、和光市をご検討下さい。 実際に城西OBの和光市民もおられます。

城西はまだまだ若い学校であり、社会での卒業生の本格的な活躍もこれからです。 日本中で、同窓の皆さんと刺激的な出会いができる日を楽しみにしています。