校種 小学校 学年 2年 教科名 算数 学校名 丹波市立和田小学校
単元・教材名
たし算と ひき算の ひっ算(2)
指導目標
(2位数)+(2位数)、(百何十何)−(2位数)の筆算の仕方について理解し、計算することができる。
  【関心・意欲・態度】
   ・筆算のよさがわかり、すすんで活用しようとする。
  【数学的な考え方】
   ・既習の2位数の計算を基にして、百の位に繰り上がるたし算とそのひき算の計算の仕方を考えることができる。
  【表現・処理】
   ・2位数までのたし算とその逆のひき算を繰り上がりや繰り下がりに気をつけて、正しく筆算で計算することができる。
  【知識・理解】
   ・繰り上がりや繰り下がりの処理を通して、十進位取り記数法についての理解を深めることができる。
指導計画
第一次(たし算) ・十の位が繰り上がる筆算
           ・十と一の位が繰り上がる筆算
           ・3口のたし算
           ・たし算の筆算の練習
第二次(ひき算) ・百の位が繰り下がる筆算
           ・十と百の位が繰り下がる筆算
             (百何十何)―(2位数)
           ・十と百の位が繰り下がる筆算
             (百何)―(2位数) 【本時】
           ・十と百の位が繰り下がる筆算
             (百)―(2位数)
第三次       ・加減の演算決定、作問
ICT活用のポイント
授業場所 ◇コンピュータ教室 ◆普通教室
◇その他()
授業形態 ◆一斉学習 ◇グループ学習 ◇個別学習 ◇補習
ICTを活用する場面 ◇導入 ◇展開 ◆まとめ ◇その他()
ICTを主に活用する者 ◆教員 ◇児童・生徒
ICTを活用する目的 ◆課題の提示 ◇動機付け ◇教員の説明資料◆繰り返しによる定着 ◇モデルの提示 ◇体験の想起 ◇比較 ◇振り返り ◇その他()
授業で利用したICT環境 ◆コンピュータ ◆プロジェクタ ◆スクリーン ◇電子ホワイトボード ◇インターネット ◇デジタルカメラ ◇実物投影機 ◇デジタルコンテンツ ◇その他()
使用した教材
自作
授業の流れ
【導入】 学習課題を知る。
 ・ばらの数、10の束、100の束を黒板に並べる。
【展開1】 103−67の計算方法を考えて、ワークシートに書き、発表する。
 ・筆算の式に書いて考える。
【展開2】 2回繰り下がりがある筆算の仕方をまとめ、プリントに書く。
 <ICTの活用>
  筆算と計算棒の操作過程を対応していきながら、児童に繰り返し声に出させ説明し、まとめる。
【まとめ】 練習問題を解く。
成果と課題
●ICTの活用において
 数え棒の絵や映像を見たり操作したりする機会を多く設けることができた。また、毎時間同じパターンで進めることができたので、児童も見通しを持って課題に挑戦することができた。さらに、ICTの活用は児童にとって新鮮であり、歓声や拍手がおこった。楽しいと感じる児童の反応が、教室に柔らかな雰囲気を広げ、苦手意識を持つ児童にいい影響をもたらした。児童のワークシートと同じものを黒板に映し出し、複合的な仕掛けをもって進めていくことにおいても効果的であると感じた。
 しかし、スクリーンが見えにくい、目がチカチカするという反応もあり、見えやすい位置、字や明るさなどは、児童の目線で確かめておく必要がある。
●児童の動機づけにおいて
 今までプリント配布しても、すぐに解くことをあきらめていた児童が、進んで学習に取り組むことができるようになった。数字ではなく具体物を扱ったり、板書の計算棒を正しく描き写したりする事を通して、描く事に慣れていった。すると、実際に筆算で計算したりすることもできるようになり、与えられた課題をクリアする成功体験を重ねながら、児童らは自分の力を実感することができた。視覚支援の効果を実感した瞬間である。コンテンツでイメージしたことをいかし、繰り返し練習して定着させることが大切であると考える。
 今回の成果は、1学期の学習あっての効果とも考えられるが、1学期の筆算でも、ICTを活用し描く事を取り入れていれば、更なる効果を得られたのではないかと考える。
関連資料(リンク)
◇学習指導案 ◇ワークシート ◇デジタルコンテンツ1
◇デジタルコンテンツ2

授業でICTを使ってみよう!