「発達」とは、からだが「発育」して大きくなるだけでなく、からだの諸器官のはたらきが、年齢にともなって向上することです。たとえば、この絵の赤ちゃんのように、寝転んだままバタバタしているだけだったのが、筋骨や神経・呼吸器など、運動に関係する諸器官のはたらきが向上することにより、ハイハイができるようになり、つかまり立ちをはじめ、歩けるようになる、というように、運動の諸能力が向上していくのが「運動機能の発達」です。ほかにも、記憶力、判断力、理解力、思考力などが向上する「知的機能の発達」、意志力、忍耐力、抑制力、情緒などが向上する「精神機能の発達」、中枢神経、心肺機能、免疫機能、消化機能などが向上する「生理機能の発達」があります。