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校種 高校 |
学年3年 |
教科名 世界史 |
学校名 県立香寺高等学校 |
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1 |
単元・教材名 2 イスラーム世界の誕生 ムハンマドと新しい社会の形成 |
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2 |
指導目標 イスラームの特徴を、六信五行を通じて説明し、イスラームという異文化を理解させる |
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3 |
指導計画 イスラーム世界の誕生 |
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第1時 イスラーム成立の背景 第2時 イスラームとは何か … 本時 |
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第3時 拡大するイスラーム共同体 第4時 アラブ帝国からイスラーム帝国へ |
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4 |
ICT活用のポイント |
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授業場所 |
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◇コンピュータ教室 ◆普通教室 |
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◇その他( ) |
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授業形態 |
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◆一斉学習 ◇グループ学習 ◇個別学習 ◇補習 |
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ICTを活用する場面 |
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◇導入 ◆展開 ◇まとめ ◇その他() |
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ICTを主に活用する者 |
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◆教員 ◇児童・生徒 |
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ICTを活用する目的 |
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◆課題の提示 ◇動機付け ◇教員の説明資料◇繰り返しによる定着 ◇モデルの提示 ◇体験の想起 ◇比較 ◇振り返り ◇その他( ) |
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授業で利用したICT環境 |
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◇コンピュータ ◆プロジェクタ ◇スクリーン ◇電子ホワイトボード ◇インターネット ◇デジタルカメラ ◇実物投影機 ◇デジタルコンテンツ ◇その他( ) |
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5 |
使用した教材 |
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アリタリア航空 イスラム圏向け 機内食に添えられているメモ(「この食材は豚肉を含んでいません」) |
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6 |
授業の流れ |
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【導入】 |
・教科書『明解 新世界史A』(帝国書院)の36〜37ページの見開き図 ・図表『世界史詳覧』(浜島書店)の110ページ 黒板に直接、上記の写真を投射しながらこの時間に学習することを指示する。「教科書36〜37ページ、図表『世界史詳覧』(浜島書店)の110ページを開けなさい」。 なお両図をはじめ、すべての提示資料はデジカメで撮影し、SDカードに収納したもので、教室には小型A4サイズのプロジェクターしか持参しない。 |
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【展開1】 |
上記教材を提示して、発問「これは何だと思う」 この資料は小さく教室に回覧するのはむずかしい。アリタリア航空のアラブ語圏向けのフライトの機内食に添えられている注意書きである。一番上がアラビア語(右から左へ読む)であり、次がトルコ語。 生徒は英語表記から「豚肉を食べてはいけない」と分かる。これを使って、アラビア語などセム系言語の特徴とその難しさについて言及し、トルコ語がローマ字で表記されていることの意味、アタチュルクの改革について触れることができる。また本時の主題である「なぜ豚がだめなのか」についてふれることができる。 国旗中の模様に見えるものがアラビア文字であること。判読が難しく見えるが、実際にアラビア文字は子音が表記されない(ため読むのが難しくリテラシーの問題が生じること)、右から読むことなど、文化の違いに着目させた上で、文字の内容である信仰告白について説明「アッラーの他に神なし…」し、「六信」について説明。 |
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【展開2】 |
・図表『世界史詳覧』(浜島書店)の110ページの写真「カーバ神殿前で礼拝しているムスリムの様子」を拡大 ・発問「この礼拝の様子を見て気づいたことはないか」として横一線に並んでいること、白装束であること、などから礼拝そのものがイスラームの「神の前の平等」を体感させる文化装置となっていること、またミナレットの存在について指摘し、ここから流れるアザーンが今日主要都市で文化摩擦の原因となりつつあることなどを指摘。 |
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【まとめ】 |
上記の展開内容を踏まえて六信五行についてまとめる。 |
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7 |
成果と課題 |
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普通教室でプロジェクターを使うことの利点には次のようなものもあることが分かった。 @ 「視線の集中」効果 黒板へ提示することで生徒の視線を一点に集中させる効果がある。従来はプリントに刷っていた資料もあえて黒板に投射して説明を加えた。それだけのことでも、生徒の顔があがりすべての生徒の視線を一点に集めることで授業の一体感を高めることが分かった。 A 「実物大」投射の可能性 プロジェクターを使えば、美術作品などを実物大に投射、再現することができる。たとえば、フランス・ロマン派の作品はどうして巨大なのか、その“大きさ”にこめられた意図などを探る授業展開などが可能となる。 B 小さなものを拡大できる効果 写真の基本的機能に大きなものを縮小することがあるが、プロジェクターは逆に小さなものを大きくすることができる。そのことによって資料の細部へ着目させる効果が期待できる。たとえば第一次大戦前のドイツのインフレーションで、「ルール出兵」に注目させるのに、1923年7月発行と記してある2億マルク札を提示することは有効である。裏面が印刷していないことを提示して、これがドイツで10年ほど前に1マルク程度で購入できたことを指摘したりすることができる。 |
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8 |
関連資料(リンク) |
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◇学習指導案 |
◇ワークシート |
◆デジタルコンテンツ |
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◇URL |
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授業でICTを使ってみよう! |
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