学校名 |
伊丹市立西中学校 |
教科(科目等) |
数学 |
学年 |
1年 |
単元名 |
「グラフアート」をつくろう
ICT活用の様子 |
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指導計画 |
本時 10~12/14
第一次 比例する量 ・・・3時間
第二次 座標 ・・・1時間
第三次 比例のグラフ ・・・2時間
第四次 反比例する量 ・・・2時間
第五次 反比例のグラフ ・・・1時間
第六次 「グラフアート」を作ろう・・・3時間
① 導入(図案・配色を考える)
② 「グラフアート」制作
③ 「グラフアート」コンテスト
第七次 比例と反比例の利用 ・・・2時間 |
本時のねらい |
比例や反比例のグラフでデザイン画を描くことを通して、比例・反比例のグラフがもつ数学的な美しさに気づかせ、グラフを描く練習やグラフの式を読み取る練習を意欲的に行うことができるようにする。また、グラフを自由に組み合わせた作品を作らせ、発表させることを通して、創造力や表現力の育成を図る。 |
活用したICT機器 |
PC プロジェクタ デジタルカメラ |
コンテンツの準備 |
・関数グラフ作成ソフトウェアGrapes(フリーソフトウェア)で作成したデザイン画の見本(①の導入時に使用)
・デジタルカメラで撮影された他クラスの作品や作業時の画像データ(②の導入時に使用)
・各クラス優秀作品の画像データ(③のまとめで使用)
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〈デザイン画の見本〉 |
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〈作業時の画像〉 |
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〈代表作品の画像〉 |
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授業でのICT活用の目的(意図) |
Grapesの残像機能を使い瞬時に比例や反比例のグラフを正確に示すことで、グラフが持つ対称性に気づかせ数学的な美しさを体感させる。作品を画像データとして残し他のクラスの授業で紹介することを通して、作成する上でのアイデアの共有を図る。 |
ICTを活用した場面及び主な活用方法 |
■導入 □展開 ■まとめ
・最初の授業の導入場面で、比例や反比例のグラフを連続的に描き、それぞれのグラフが持つ対称性に気づかせた。また、比例と反比例のグラフを組み合わせることで美しい模様ができることを例示した。 |
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・2時間目の作業に入る前に、他のクラスの作品や作業の様子をスライドで流し、デザインを考える上での参考にさせた。 |
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・最後の授業では「グラフアート」コンテストを行い、投票によって各クラスの優秀作品を選出した。選出された作品をデジタルカメラで撮影し、黒板に投影して「用いたグラフの式」や「工夫した点」等を説明させた。
→生徒の感想を掲載しています。 |
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ICT機器を活用するメリット |
・反比例のような描くことが難しいグラフでも、Grapesを使えば正確かつ瞬時に描くことができるので、グラフがもつ対称性に気づかせたり、美しさを体感させたりするのに効果的である。
○ 特に反比例のグラフを連続的に描いたときは、生徒は曲線が「波紋」のように広がる様子を見て歓声を上げていた。
・ 生徒の作品をデジタルカメラの画像データで保存することで、他のクラスと作品の共有を図ることができ、作品発表の場でも黒板に投影することができる。
○ 他のクラスの作品を紹介したとき「おー」「すげー」と歓声を上げる生徒もいた。
○ アイデアに行き詰まっていた生徒の中には、他のクラスの作品を参考にして図案を考え、作業をすすめることができた生徒もいた。 |
活用のポイント |
導入時にGrapesを使って比例・反比例のグラフの対称性を示す場合は、比例定数を「a」で設定し、残像機能とパラメータ機能を使ってグラフを連続して変化させるとわかりやすい。
・ コンテスト終了後に、放物線や円のグラフをGrapesを使って紹介すると、グラフへの興味関心をさらにかき立てることができる。
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担当教科等でICT活用授業が効果的であると思われる単元及び指導内容について |
2年・・・1次関数のグラフ 3年・・・関数y= のグラフ
一次関数のグラフやy= のグラフを描くことができるようになれば、更に多様な作品が期待できる。
また、作品を教室や廊下に掲示したり、文化祭で数学科の作品として展示したりすることもできる。 |