〜メタンハイドレートってなーに?〜
ベル(以下B)「ところで、メタンハイドレートって何なのよ?」
ゼフ(以下Z)「メタンハイドレートって言うのは、水深500m以上の海底に存在する氷の中に燃える気体が詰まった物なんです。」
B「燃える気体と船が沈むのと、どう関係があるのよ?」
Z「今回の作戦では、『燃える』と言う事は重要じゃないんです。『気体』と言う事が大事なんですよ。」
B「どういう事?」
Z「そもそも、このメタンハイドレートと言うのは非常に不安定な物体で、少しの振動で容易に崩壊するんです。」
B「それで?」
Z「今回、それによって大量の泡、『メタン』が発生し、それがクロガネを包んだわけです。」
B「それで、ジークも言ってたけど、どうして泡で船が沈むのよ?」
Z「泡と言うのは、すなわち気体。空でも飛ばない限り、泡の上を浮かぶなんて事はできませんから。」
B「だから?」
Z「だから、泡の分だけ沈み、また下から泡が船を包み込み、更に泡の分だけ沈み……と繰り返すわけです。」
B「あぁ! 成る程!!」
Z「解りましたか? まだわからないと言う人、もっと知りたいと言う人は、各自で調べて下さいね。」
B「誰と話してんのよ?」
ちなみに、メタンハイドレートは石油に代わる化石燃料として、現在採掘方法などの研究が進められています。
あと、魔の三角海域、
―バミューダトライアングル:アメリカのバミューダ海域にある、船や飛行機が突然消えると言う恐怖の海域―
の下でも発見されており、それが原因と言う説もあります。