Ver.3 (2000年9月12日)

タイトル「音楽と映画は君に一体何を残したか?(仮)」

原作者から :
第三部にVogel=Qさんが執筆に参加します。内容も少し変化!
Ver.2 にはなかったフレッシュ感があります。
少し人間関係が浮き彫りになったんちゃうかな、という感じです。
そろそろ本格的な内容に入ります!といったところ。
 北海道、東京、大阪、福岡の4つの都市からなるオムニバス青春ストーリー 。 いずれのエピソードも17歳の少年少女たちを中心に、 何の関係もない4つの都市の人々が 次第に結ばれていく様を描く。どのエピソードにも共通するのは、恋。 それらの恋が不思議に、エキセントリックに交錯する物語。

●episode1「地球滅亡の季節(仮)」SFパニック・ラブストーリー

北海道は札幌。冬から春に移り変わる季節の中
とある駅前で仲間達とスケボーを愛する高校生、隆志
勉強家の兄が突然行方不明になってから、隆志の家族は崩壊した
金髪、鼻ピ、タバコ、アルコール、それらすべてを体験している隆志
そんな隆志は、あるとき街で、
「宇宙人」と名のる少女に出会う
隆志はその少女の純粋な瞳にとりつかれてしまう
「地球はもうすぐ滅びるの!」
少女は隆志に訴え続ける
その言葉を盲目的にとらえながら少女と共にする隆志
そしていずれ、その言葉の真の意味を知る
そして、行方不明の兄とその少女の関係も明らかになる
地球滅亡の危機と、不良少年と少女の恋を描く

●episode2「欲望の季節(仮)」SFストーリー

東京は池袋。夏真っ盛りの季節の中
一人暮らしの歯牙ないフリーター、一義
学校に行く意味を見出せず、高校1年生で学校を辞めた
専門学校に行き、ひたすら映画監督になることを夢見る一義
専門学校の友達の彼女に片思い
そんな一義はある日、家のゴミ箱から不思議な球体を見つける
その球体は、まるで「目」をデザインをしたような風貌だった
球体を身につけた日から、一義は変わった
何でも一義の思い通りに出来事が起こるようになったのだ
友達の彼女も手に入れ、映画監督になる道は近くなった
そんな一義だが、ある日、彼は両目を失うようになる
盲目の世界で一義は映画を撮る夢を見る
遭遇する不思議な球体の謎と、少年の欲望を描く

●episode3「洛陽の季節(仮)」ファンタジック・ラブストーリー 原案 : Vogel=Q

兵庫は明石。秋から冬に変化する季節の中
明石公園に群がるハトに毎日のようにエサを与える少女、優美
嫌なことがあるたびに、ハトに優しく話しかける優美
次第に一羽のハトが、そんな優美に恋をする
三部構成で、第一章ではハトの視点
第二章では優美の視点
第三章では、優美に恋する少年の視点で描く
病気の姉を助けられない優美は、ハトに姉への愛を分け与えるしかない
優美に恋したハトは、想いを伝えられないことに、悩む
少年は、優美の気持ちが理解できずに、悩む
動物と人間の愛、並びに人間と人間の愛を描く

●episode4「裸足の季節(仮)」ラブストーリー

福岡は博多。博多の雪の降らない冬の季節
メガネの真面目一徹九州男児の高校生、アキヒロ
彼は学年トップを守ること必死である。つまりはガリ勉野郎だ
弁護士になった年の離れた兄がプレッシャーであるアキヒロ
「一流」を目指すそんな彼に、変革のときが来た
クラスに転校してきた純粋な瞳をした少女に、恋をしたのだ!
その少女はギターが弾ける
彼女に触発され、アキヒロはギターを始めることになる
そして彼は、ギターに自分の喜びを見い出すことになる
結果、彼は、ロックミュージシャンになることを決意する
恋をした少年の変貌を描く