育友会進路セミナーの開催 

 
 日 時:11月1日(金) 13:30〜16:30
 場 所:まちづくり協働センター 多目的ホール
 
  演題  『大学入試に挑む高校生の現状と保護者の心構え』 
                                  KE 教育コンサルタント代表  蔵下克哉 氏

  演題  『就職活動の現状と将来に結びつく大学生活』
                                  関西学院大学 キャリアセンターキャリア支援課  弓山大輔 氏


 秋晴れの暖かな日、93名の保護者が参加し、進路セミナーが開催されました。
 前半は、「今の高校生は進学校でも勉強時間が少なく、中学までの栄光が嘘のように成績が急降下する生徒も多い」という思わずギクリとなる『高校生の現状』からお話が始まりました。大学全入時代といわれて久しく、今はどの大学のどの学部へ行くかを選ぶことが重要。努力さえすれば難関大学へ合格しやすくなっており、早めの準備が有効。日々の授業の予習復習が受験勉強の土台になる。そして受験に際しては最後まで諦めず努力を続けることが大切など、保護者として知っておくと良い点をお話していただきました。また、メンタル面では、子どもを他と比べない、タイミング良く励ますことが大切など、改めて気付かせていただきました。
 後半は、いまどきの就職活動についてのお話でした。今の学生はSNSを利用するが、そのようなクチコミ情報ではなく、一次情報を手に入れて自分で判断できることが大切という、現代ならではの注意事項になるほどと思いました。採用ステップを具体的に解説していただき、適性検査の問題に保護者も挑戦しました。企業が求めているのは、試行錯誤を経て結果を出す能力であり、これは大学での学びの過程そのものであるなど、様々な採用担当者目線を教えていただきました。また、子どもが主体の就職活動では、親は社会人としてのロールモデルを示し、自身の体験談や仕事観を伝え、信頼して相談できる親子関係を築くことが大切とのことでした。 
 お二人の講師にはそれぞれ、普通ならとても90分では収まらないほどの熱意あふれるお話をしていただき、参加した保護者にとって有意義なセミナーとなりました。





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