高校3年次生の皆さん 麻しん・風しんの予防接種を受けましょう!

平成2041日より麻しん風しん予防接種の対象者が拡大され、今まで麻しんワクチンを1回しか受けていない中学生・高校生世代に対して追加接種を行うこととなっています。
 予防接種を受ける方法等については居住市町により異なりますので、不明な場合は、各市町衛生部局並びに地域の健康福祉事務所(保健所)にお問い合わせください 

 
 予防接種の対象者  高校3年生相当年齢  平成542日生〜平成641日生
 実施時期  平成2341日〜平成24331
実施場所  麻しん風しん予防接種実施医療機関
 接種費用  無料
   ※ 麻しん風しん予防接種を受けた後、4週間は他の予防接種は受けられません。
  麻しん・風しんってどんな病気?
 麻しんは、ウイルスに感染した後、約1012日間の無症状の期間(潜伏期)を経て、熱・咳・鼻水などの症状が出始めます。数日すると、首筋、顔から赤い発疹(ぶつぶつ)が出始め、熱も高熱となり発疹は全身に広がります。3839℃台の熱は1週間から10日程度続くこともあります。とてもうつりやすく、免疫がないと大人もかかります。
 麻しんにかかると肺炎や脳炎を引き起こすことがあり、1000人に一人程度の割合で命を落とすことがあります。さらに10年ほどしてから「亜急性硬化性全脳炎」という重い脳炎が10万人に一人の割合で発生することが知られています。
 風しんも、発熱と全身に淡い発疹が出る感染症です。症状は、麻しんより軽いですが、妊婦さんが妊娠初期にかかると、おなかの中の赤ちゃんが感染し、心臓の病気になったり、目や耳に障害を生じたりすることがあります。この病気を「先天性風しん症候群」と言います。
  もし、この機会に予防接種を受けなかったら・・・
 就職や進学に証明書等が必要な場合があります
 一般に、麻しん・風しんの予防接種を受けるには、1万円〜2万円程度の費用がかかります。
 大学に入学する際に証明書等の提出を求められる場合があります。
また、医療・福祉や教育・保育関係などの職業に就く、または実習に行く場合には麻しんに対する免疫を持っていることが条件となることがあります。過去に麻しんや風しんにかかったことが明らかでない場合には、合計2回の予防接種を済ませておくことが大切です。

<麻しん風しんワクチンの副反応について>

 
 「予防接種後健康状況調査集計報告書(平成19年度)」によると、第1期(1歳児)のワクチン接種後には約19.1%に発熱、約5.4%に発疹が認められ、第2期(5〜6歳)では、約6.7%に発熱、約1.4%に発疹が認められたとの報告がなされていますが、発熱や発疹はいずれも1〜3日程度で治ります。また100万〜150万接種に1回以下の極めてまれな割合で、接種後の脳炎が起きることが知られています。万が一、接種後に心配な症状が認められた場合は、接種医あるいはかかりつけ医を受診してください。なお、接種に伴う健康被害が発生した場合は、法律に基づいた救済があります。
 本文は文部科学省・厚生労働省作成リーフレットを参考に作成しています。
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