グラフも方程式



 

 グラフの問題を見ると、どうしても図だけに目が奪われてしまい、肝心の式を操ることができなくなっている生徒を見かけます。

 例えばはどういう意味を持っているのか。

関数の問題を解くコツは

に数字を入れて計算すると、ガチャガチャガチャチーンと計算するとがわかるのです

そう!がわかればがわかる」もしくはがわかればがわかる」です。

も両方ともわからないってことはありえません。どこかにヒント(の値)が隠されています。

 近年の兵庫県学力検査の問題から考えてみましょう。

(1) さてどう解きましょうか。  の両方を見てはいけませんよ。

まずは関数から決めないといけないので、 から考えましょう。

ヒントは  です。これらを   を代入します

 方程式を解く作業です

 これで  となりました。

 を求めるヒント(考えること)は

つまり   とわかっているので、 がわかります。  ですね。

 (2) は三角形の面積なので、底辺と高さを求めるので座標をしっかりと読みましょう。

(1)のヒントは 「のとき、四角形は正方形になった」つまり、ということが

 わかりますね。を代入すると、

  早とちりをして、 とかならないようにしましょう。

  これで、 となりました。これで、無敵です。

(2) すべての座標がわかりますよね。座標は  ですから よって

  点軸上つまり高さはないので、座標は  よって 

軸上つまり横に動いていないので、座標は   

   これで  面積は  となりますわかりましたか

 

Designed by chocoto