トマトはおいしい



 

 

 トマトの赤い色はリコピンという色素成分でカロテノイドの一種であるカロテノイドとは、
お野菜に含まれる赤や黄色の色素のことで、最近注目されている栄養成分のひとつ。

 リコピンは、熱したトマトほど多く含み、ビタミンCと同じように、人の体内では作り出せない。
リコピンをきちんと栄養分として摂取できるのは、このトマトだけ!

 強い抗酸化作用のあるβ-カロテンや、ビタミンACEは、細胞の老化をうながす活性酸素を減らしてくれる。 アンチエイチングには欠かせない。
 
 老化予防、美肌作用のほか、がん予防にも効果があると言われている。

 
他にも、食物繊維、カリウム、ミネラル、ビタミンB群も含んでいる。

 トマトは栄養のバランスを保つのにピッタリの食材なのだ〜。だからトマトを食べなさい!

 私はトマトが苦手です。
どんなにトマトに対するほめ言葉を聞いても、好きにはなれません。
 ただ、昔から私が食事を粗末にすると、両親からこっぴどく怒られたので、今でも食べられないことはないし、
ファミりーレストランでも、どこかの料理店でも出されたら食べます。

 でも私の数学の授業は、これと同じことをやっているのかもしれない、と考えてしまいました。

数学は世の中ではこんなにいいところが・・・・・・
数学をするとこんなことがすごいやろ・・・・
数学って美しいやろ〜・・・・・
数学をやれば、生涯賃金が・・・・

 
 って、私がどんなに数学に関して美辞麗句を並べても、嫌いなモノは嫌いなんですよね。
苦手なものは苦手なんですよね。楽しく学べればいいんですよね。
できるようになれば楽しくなるという観点で、これを書き出したのもあるんです。

 以前こんな発言をした作家がいました。「社会に出てから数学なんか使わない」という巷ではよく聞く意見ですね。しかし理系関係者からバッシングを浴びたのは記憶に新しいです。でも数学の話になると、そういう意見は必ずでますよね。
 だからといって私がトマトを食べなくても死ぬことはない。リコピンは人間の体で作れないらしいが、作れないものが体に必要なわけはないて発言するとどうですか?身もふたもないですよね。

 ミートスパゲティ!おいしいですよね!私がこれを食べていると、私のトマト嫌いを知っている方から、「トマト入ってるけど大丈夫?」とよく聞かれます。私はすかさず「大丈夫です」と答えます。事実おいしいのですから。ミートソースはトマトが入っていないと、きっとおいしくないのでしょう。トマトケチャップもおいしいですね。これがあるから、フライがよりいっそうおいしくなりますね。

 私はミートスパゲティを食べるときのような思いで、数学に取り組んでみたらいかがでしょう。(ちょっと強引ですかね)

 

 前置きが長くなりました。前回は方程式は便利だ!というお話でしたが、今日は、方程式の解き方の話です。
特に最後の仕上げの話です。

できる(解ける)人にとっては当たり前の方程式でも、できない(解けない)人にとってはとっても辛い方程式です。

 今日は1次方程式です。

 ざっくりと言います。

 1次方程式は、左辺に  のついた式、右辺に  のついていない式をもってきて、最後の仕上げをするのです。
仕上げの手前の技術は今回はおいておきます。

   これの決定的な違いがわかりますか?おそらくすぐに答を出るでしょう。

多くの生徒はできます。

しかし!あえてこれをきちんと理屈を考えて解けることが、高校数学を理解する早道でもあります。 

     

何をしたかわかりますか?左辺にいる  を孤独にしたいのです。
そのために両辺に同じ数をくわえたり、かけたりしたのです。最後のこの仕上げが重要です。 

次はこの問題です。

   ,   

高校生でも左側の問題は解けても、右側は困る生徒が多いです。

この問題を見ると、「 」とすることに焦ってしまうのです。

それではいけません。問題を見るとすぐに考えるのは、「分数が面倒だな。これは方程式だから、分数をなくすことができるな」ということです。くれぐれも  が下にあるとか、考えてはいけません。

 

「右辺の分数消すために、なにかける?」ということを考えます。

左の問題は ×3です    右側の問題は ×

        

 決して怖がってはいけません。怖いところを一つずつ解決していきましょう。

 

次回は仕上げにたどり着くまでの方法を考えましょう。

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