できないけど、好きな数学 VOL.1
学年があがるにつれ、算数・数学が苦手になる生徒が増えています。
やはり「わからない・できない」といったことが、実のところ最大の原因だと思います。
そこでできる実感を味わうために「百ます計算」なるものが、流行っているのかもしれません。では今、受検を控えた中学生のみなさんは、それをやって意味があるでしょうか?
ここでは、数学が苦手になってしまうポイントを解説していきます。
『負の数と負の数のかけ算は、なぜ正の数になるのか』などの解説はしません。あっさりとした解説になるかもしれませんが、今までその解説でうまくいかなかった人は、こちらから理解を始めることがいいのかもしれません。
これを執筆する私は、算数と数学が好きでした。でもそれを人に言ったことはありませんでした。なぜかって?できないからです。中学時代は120人中100番あたりをさまよっていました。
ルートなんて意味不明でした。でも好きだったのです。好きと得意は違います。どうしても子どもの頃は、好き=得意 ですが、自分はそうではないことがわかりました。スポーツなら、【ヘタクソだけど好き】数学でも【できないけど好き】でいいじゃないですか。でも少しでも上達するに越したことはありません。
さぁ、私と同じ思いの中学生のみなさんはたくさんいると思います。
【少しできるし、好き】になってみよう。
今回の題は「日本語」です。問題を解く前に、当然問題を読みますよね。
こんなことがよくあります。
連立方程式の問題で、
「〜りんごとみかんの数を求めなさい」という問題に、,
でと答えてしまう。
「かばんの個数,財布の個数
とするとき、
,
を求めよ」という問題に、
,
と答えてしまう。
関数の問題で、「〜座標を求めよ」という問題に、 と答えてしまう。
「因数分解をしなさい」という問題に、,
と答えてしまう。
これらの例を見ると、間違いにすぐに気づくと思いますが、このような解答は案外多いのです。
私も子どもの頃先生から「よく問題を読みなさい」と言われて何度も読みました。でも、できませんでした。大きくなってわかりました。まず答えの書き方から考えればいいことに気づきました。
今回の結論 答えの書き方から考えよう