学校設置の趣旨
「阪神地域の新しい多部制単位制高等学校及び高等特別支援学校の実施計画」より
生徒の興味関心や多様な学習ニーズに応じて主体的に学ぶことができる多部制単位制高等学校として設置されています。また障害のある生徒の社会的・職業的自立を支援するための職業教育に重点をおく高等特別支援学校を設置しています。両校は同一敷地内に設置され、両校の生徒が同じ教室や施設等において共に学ぶ学習に取り組むなど、共に助け合って生きていくことを実践的に学ぶ機会を設定することにより、ふれあいを通じた豊かな人間性を育むとともに、社会におけるノーマライゼーションの理念を進展するための礎となる学校をめざします。
平成24年4月9日
兵庫県立阪神昆陽高等学校・兵庫県立阪神昆陽特別支援学校開校式における
校長挨拶「開校のことば」より
武庫川の川面が陽光にきらめき、穏やかな春の空に六甲の山並みが美しく栄える今日の佳き日に、兵庫県議会議員様、伊丹市長藤原保幸様をはじめ、多数のご来賓の皆様のご臨席を賜り、兵庫県立阪神昆陽高等学校及び兵庫県立阪神昆陽特別支援学校の開校式及び入学式を、かくも盛大に挙行できますことを心より感謝申し上げます。
そして、両校の開校につきまして、これまで一方ならぬご理解とご支援をいただきましたすべての皆様に対しまして、衷心よりお礼申し上げます。
阪神昆陽高等学校と阪神昆陽特別支援学校は、昨年12月の第311回兵庫県議会で、関係する条例の一部を改正していただき、平成24年1月1日、伊丹市池尻の、この地に設置されました。同一敷地に設置された二つの学校は、幅広い分野にわたり交流及び共同学習を実施していくことから、両校を一体的に運営する必要があり、校長は一人が兼務することとなりました。わたくしは、初代校長を拝命した者として、本日の開校式にあたり、ご出席いただいた皆様に、3つのことを宣言させていただきたいと思います。
一つ目は、それぞれの学校が設置趣旨に従って、子どもたちに対する心豊かな教育を実施するということです。阪神昆陽高等学校は、生徒の興味・関心や多様な学習ニーズに応じて、主体的に学ぶことができる多部制単位制の高等学校です。また、阪神昆陽特別支援学校は、生徒の社会的・職業的自立を支援するための、職業教育に重点を置く高等部の特別支援学校です。それぞれの学校が、それぞれの設置趣旨に従って、一人一人の生徒を、知・徳・体のそれぞれにわたり、しっかりと育て上げ、夢や志を抱き、未来を切り拓く力を持った若者に成長するよう、全力で取り組んでまいります。
また、阪神昆陽高等学校の設置に伴い、兵庫県立川西高等学校と、兵庫県立川西高等学校宝塚良元校、並びに伊丹市立高等学校が、平成24年度から募集停止となりました。3つの学校は、それぞれが輝かしい歴史と伝統を有し、すばらしい教育実践により、多くの有意な人材を育て、社会に大きな貢献をしてこられました。阪神昆陽高等学校は、3校のこれまでの歴史と伝統を継承し、より一層発展させていく所存です。
二つ目は、両校の交流及び共同学習を、全校的規模で強力に実施していくとこうことです。両校は同一敷地に設置されるというメリットを存分に生かして、様々な形の交流及び共同学習を実施してまいります。まず、通学時や昼食時、休憩時間などの日常生活における自然なふれあいです。また、本日の開校式・入学式のように、様々な学校行事や生徒会活動、部活動などを合同で実施してまいります。さらに、両校の教育課程の中に「共に学ぶ教科・科目」を設置し、両校の生徒が一緒に学ぶ授業を実施していきます。これだけの交流及び共同学習を実施する例は、全国的にほとんどないと考えておりまして、兵庫県教育委員会や有識者の皆様等のご指導を賜りながら、取り組んでまいります。
三つ目は、地域に開かれた、地域に愛される学校づくりの推進ということです。阪神昆陽の両校は、伊丹市池尻の地に設置されましたが、学校の一部は尼崎市西昆陽にあり、旧兵庫県立武庫荘高等学校の時代には、尼崎市の皆様とも深い関係がございました。両校は、これまでの経緯や立地状況から、伊丹市池尻、尼崎市西昆陽の皆様を中心に、伊丹市をはじめ阪神間各市町や、神戸市他の皆様と連携をさせていただきながら、地域に開かれた、地域に愛される学校を目指して、取り組んでまいります。
以上、開校にあたり、3つのことを宣言させていただきました。言葉で述べるのは簡単ですが、実際それぞれに、確かな実績や成果を出すとなると、決して容易なことではありません。わたくしたち阪神昆陽高等学校と阪神昆陽特別支援学校の教職員は、心を一つにし、両校一体となって、取り組んでまります。そして、両校を地域の皆様、伊丹市、阪神間神戸市の各市町の皆様、そして兵庫県民の皆様が誇りとしていただけるような、すばらしい学校とするよう、誠心誠意努力することをお誓い申し上げ、開校の言葉といたします。
平成24年4月9日
兵庫県立阪神昆陽高等学校長 兼
兵庫県立阪神昆陽特別支援学校長
尾ア文雄
開校史
- 平成20年10月15日
- 阪神地域に多部制単位制高等学校及び高等特別支援学校の設置が公表される。
- 平成23年4月1日
- 両校の開設準備室が兵庫県教育委員会に設置される。
- 平成23年6月27日
- 学校名「兵庫県立阪神昆陽高等学校」「兵庫県立阪神昆陽特別支援学校」(仮称)が記者発表される。
- 平成24年1月1日
- 兵庫県立阪神昆陽高等学校 兵庫県立阪神昆陽特別支援学校が設置され、尾ア文雄が初代校長となる。開校準備室が現地(伊丹市池尻)に設置される。
- 平成24年2月17日
- 兵庫県立阪神昆陽特別支援学校が入学者選考を実施する。
- 平成24年3月12日〜13日
- 兵庫県立阪神昆陽高等学校が入学者選抜(T期試験)を実施する。
- 平成24年3月22日
- 兵庫県立阪神昆陽高等学校が入学者選抜(U期試験)を実施する。
- 平成24年4月9日
- 兵庫県立阪神昆陽高等学校 兵庫県立阪神昆陽特別支援学校の開校式及び入学式を挙行する。