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兵庫県教育委員会

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教育委員の活動

 兵庫県教育委員会では、「兵庫県教育委員会活動方針」に基づき、次の活動を行います。 (令和4年度活動方針)

▊ 移動教育委員会の開催

  教育委員会の活動を県民に広く周知するため、教育委員会会議を県内各地域で「移動教育委員会」として開催します(年3回)。

▊ 総合教育会議の開催

  知事と教育委員会が教育の課題やあるべき姿を共有し、連携して教育行政に取り組むため、教育課題、方向性等を協議調整する場としての総合教育会議を開催します(年2回程度)。

▊ 学校現場等の視察

  教育委員が県内各地域の教育現場の現状を把握するため、学校及び社会教育施設等を視察するとともに、教職員等との意見交換を行います(年4回(移動教育委員会と併せて実施))。

▊ 特別講義等の実施

  教育委員がそれぞれの専門分野を極めてきたなかで得た貴重な経験を伝えることにより、生徒のキャリア形成の一助とするとともに、生徒理解を深めます(各委員年間2回程度)。

 こうした教育委員の活動について、このページで順次、お知らせします。


令和3年度の活動 

12月23日(木) 牧村教育委員による特別講義を長田高等学校で開催しました。

 令和3年12月23日(木)、牧村教育委員による特別講義、「テクノロジーで切り拓くポストコロナの未来 〜困難を乗り越え、頂点を目指した挑戦〜」を、長田高等学校の人文・数理探究類型1、2年生80名を対象に開催しました。

 まず初めに、ご自身の経験や仕事内容を紹介されたあと、①モーターサイクル、②ヘリコプター、③ロボット、④水素エネルギーの開発を例に、総合技術力を結集し、テクノロジーの頂点を目指す取組や、パートナーと協力して難題を乗り越える取組、将来に向けて新たな価値を生み出す取組などを多くのわかりやすい動画を交え、具体例を示しながら紹介されました。
 1つ目は、世界中のファンに愛されているモーターサイクルの開発において、「パワー」と「環境性(燃費)」という二律背反を克服するため、航空機の技術など、自社の技術者が持つ多様で高度な総合技術力を結集し、世界最高性能を達成してきたことを語られました。
 2つ目に、ヘリコプターの開発では、「日本一忙しい公立豊岡病院のドクターヘリ」を身近な例として、高性能なヘリコプターの設計は大変難しく、海外企業をパートナーに、互いの強みを活かした共同開発を長年推進してきたことを話されました。
 3つ目に、ロボットの開発では、従来の自動車・電機などに多用されている産業用ロボット分野にとどまらず、危険作業・重労働から負担を軽減する遠隔操縦ロボットや自動PCR検査システム、手術支援ロボットなど、最先端の技術開発について述べられました。
 4つ目に、エネルギー問題と地球環境問題を同時に解決する切り札の一つとして有力な水素エネルギーを活用する社会(水素社会)の実現に向けて、オーストラリアに大量に存在する未利用資源(褐炭)を使い、日本の最先端技術を用いて、大量で安価かつ安定した水素のサプライチェーンを構築するという国際プロジェクトについて説明されました。
 最後に、これらの取組を踏まえ、「もっとも大事なのは『人』である。一人ではできないことも、チームで目標を掲げ、将来を見通して何をすべきかを考える。常に改革を意識し、与えられた「例題」を解くのではなく、「例題」を自ら創れる人財になってほしい。」と生徒たちにメッセージを送られました。
 講義後には、生徒から将来を見通してビジネス展開をしていく中で苦労した点や、水素社会実現に向けた課題などについて、様々な質問がでました。この他にも次々と出される質問に対して丁寧に答えられました。
 代表でお礼を述べた生徒は、「同じ目的を持った海外企業や国内企業と信頼し合い、それぞれの長所を活かし世界を良くしていることに感銘を受けた。また、人間とロボットの特長を活かし共存できる社会が実現すれば理想だと思う。その理想に至るまでに、きっと様々な課題があり一筋縄ではいかないことを講義で感じた。未来を見通すことの大切さ、地域のニーズに応えることの重要さ、環境への配慮等たくさんのことを学ぶことができ、大変有益な時間となった。」と感想を伝えました。
 


12月20日(月) 清水教育委員による特別講義を西宮甲山高等学校で開催しました。

 令和3年12月20日(月)、清水教育委員による特別講義、「生きる実感を手に入れる~仕事に就く、ということ~」を、西宮甲山高等学校の1年生131名を対象に開催しました。

 はじめに、これまでの自身の経験や活動内容を紹介され、これからの進路を考える生徒たちに向けて、学生である今が一番物事を吸収しやすい時期であり、この時期に何を経験しておくかが大切だということを話されました。
 人が働く理由、それは生きるよろこびや意味を手に入れるためである。働くことで、経済的な自立を果たし、サービスを提供する側に回り、社会貢献を果たす。仕事を通して人と人は繋がっているため、どのような仕事も何かの形で誰かの幸福に繋がっている。相手に喜ばれることによって、私たちの仕事は成り立っていることを意識することが重要だと述べられました。
 また、仕事は天職かどうか(興味、関心、能力があるかどうか)だけで決まるものではなく、自分で適職(やっていける仕事)に変えていく努力が、より必要である。そのために、相手の身になって考えることや、好かれる努力をすること(適応力)が必要である。人間関係はできるものではなく自分で作るものであり、自分から積極的に挨拶をしたり、相手を褒めたりすると良い人間関係を築くことができる。自分の物事の考え方が、自分の明日を作るのだと話されました。
 加えて、働くことは、リーダーシップを身につけていくことである。リーダーシップとは、人をまとめ、動かすことではない。自分自身で気づいて、考えて、対処する一連の問題解決行動であり、これを仲間とできるのがチームワークだと説明されました。
 最後に、人は認められ、褒められ、必要とされ、役に立てると、生きる実感を手に入れることができる。だからこそ、人を認め、褒め、必要とする側にぜひなってほしいと伝えられました。
 質疑応答では、生徒から「学生時代にしておくべきことはありますか」と質問があり、「色々な友人との人間関係を築き、仲間作りをぜひしてほしい」とメッセージを送られました。
 

11月30日(火)空地教育委員による特別講義を龍野高等学校で開催しました。

 令和3年11月30日(火)、空地教育委員による特別講義、「社会保障の意義」を、龍野高等学校の1年生239名を対象に開催しました。

 講義の前に、新型コロナウイルス感染症について、話をされました。
 令和3年11月現在、感染者数は落ち着いているものの、新たな変異株の影響等も考えられ、今後、急激に感染者数が増加する可能性もあるため、引き続き感染症対策を行なう必要がある。
 新型コロナウイルスやワクチンについて、SNS等での誤った情報を鵜呑みにせず、自ら正しい情報を収集し、それを元に自分でよく考えて行動して欲しいとメッセージを送られました。
 講義は、社会保障の意義と日本の医療についての内容で、皆さんは18歳になったら選挙権を持つことになるので、日本のこと、社会のことを知った上で選挙権を行使するべきであり、高校生であっても社会保障制度を知り、権利を行使する必要があると伝えられました。
 日本の社会保障制度には、社会保険、社会福祉、公的扶助等の種類があり、その社会保険制度の一つが「医療」である。医療制度は日本ではあって当たり前と思われているが、国民全員が所得に応じた保険料を支払い、日本全体で支えあう制度であり、健康保険証を提示すれば、どこの医療機関でも適切な医療を受けることができ、医療費の負担率も比較的低く、医療の質でも高い評価を得ている。
 日本の医療制度は世界に誇る制度であり、重要な社会インフラの一つであるが、今回のコロナ禍で、日本の医療は、平時には強いが、有事に弱いことがあらわになり、これから、平時の素晴らしい医療体制を維持しながら、有事にも柔軟に対応できる医療体制を作る必要があると説明されました。
 最後に、将来の日本の社会保障制度をどんな形にするか、これから、みなさんにも考えていってもらいたい。夢と希望を持って「覚悟」とたゆまぬ「努力」を続けてほしいとエールを送られました。
 講義後の質疑応答では、「感染症専門医の割合はどのくらいですか」、「日本の呼吸器疾患の死亡率が他国に比べて高い理由は何ですか」、「少子化により医療費負担が増加したり、受け取れる年金は減額になりますか」といった質問がありました。
 また、代表生徒からは、空地委員へ感謝の言葉と、「社会保障制度が自分たちの生活に深く関わっていることが理解できた。今日の講義内容をこれからの生活に活かし、しっかりと権利を行使していけるようになりたいです。」と謝辞がありました。生徒達にとって、社会保障制度を学ぶ貴重な機会となりました。



11月26日(金) 並河教育委員による特別講義を姫路別所高等学校で開催しました。

 令和3年11月26日(金)、並河教育委員による特別講義、「『好きこそものの上手なれ』のすすめ」を、姫路別所高等学校の全学年381名を対象に開催しました。

 並河委員は、冒頭に「オー・ソレ・ミオ」をアカペラで披露してくださいました。
 その後、ご自身の経験談として、クラシックバレエに熱中されていた幼少期から、中学、高校、そして音楽大学時代に至るまで、どのようにして、声楽家としての道を切り拓いていったのか、一つ一つ丁寧に話されました。

 はじめに、「好きになったから上手になる」ということも、「上手になったから好きになる」ということも、どちらもある、と述べられました。
 最初はオペラの舞台に立つことは夢ではなく、3才から15才までクラシックバレエに熱中しており、音楽は特に好きではなかったこと。中学3年の時、担任から県立西宮高校音楽科の推薦入試を勧められ、ドキッとするとともに、「やってみたい!」とワクワクしたこと。準備期間はわずか2か月間だったが、音楽担当教諭が正月返上で指導してくれたことで自信がつき、見事合格できたこと。音楽科入学後、「歌は、身体が楽器であり、地道に取り組めば、身体の成長とともに身についていく」との先生の勧めにより、声楽を専門に学んだこと。大阪音楽大学に進学した年に、大学内にオペラハウスができ、オペラに出会ったこと。また、これまで出会った先生方の言葉や後押しによって、私の人生が決まったと言っても過言ではないことを述べられました。
 オペラの言葉を自分のものにし、表現するためには、膨大な準備が必要である。しかし、幕が開き、拍手喝采を浴びる時、それは苦労が報われる瞬間であり、歌をより好きになる瞬間でもある。声をきらびやかに出せるピークは過ぎているかもしれない。その代わり、人生経験から出てくる表現ができるように、ベテランとなった今でも10代の頃と変わらない時間をかけて準備している。エネルギーを費やしたものは何も無駄にならない。だから、失敗を恐れずにいろんなことに挑戦してほしい。たとえ挫折を味わったとしても、その経験を糧に前向きに突き進んで欲しいとメッセージを送られました。
 最後には、生徒たちへの応援歌として、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の中で歌われる「クライム・エヴリ・マウンテン」を歌詞の内容を説明されたあと、お聴かせいただきました。
 生徒たちは、体育館全体に張り詰めた空気の震えを直接感じ、初めて聴くプロの声楽家の心のこもったお歌に聴き入っていました。
 代表生徒からは、「夢や目標を持ちコツコツ努力することの大切さ、挑戦することの大切さを学ぶことができた。今日この講演で学んだことを日々の生活に活かして行きたい。」と謝辞がありました。

11月18日(木) 初めてのオンライン形式による高校視察(県立兵庫高校のSDGsの取組)を行いました。

  県立兵庫高等学校は、文部科学省の「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」の研究指定校や、ユネスコスクール加盟校として、SDGsに関連するテーマについての探究活動に積極的に取り組んでいます。
  まず、升川校長から、兵庫高校のSDGs実現に向けた取組みの概要について説明がありました。兵庫高校では、①どのように学ぶのか、②何ができるようになるのか、③どのように取組むのか の3つを取組みの視点とし、さまざまな課題を「自分の問題」として行動する力を育成するために、地域や大学・企業と連携し、学校全体として組織的に取り組んでいるとの説明がありました。
  その後、創造科学科1年生の「RRE」(Reseach and Report in English)の授業を視察しました。グループで、長田区等の地域課題についてフィールドワークを行い、課題解決のための提案を作成し、12月に行われる外国人留学生との交流会に向けて、英語によるプレゼンテーションを練習しました。
  視察したグループの発表は、長田区発祥のビーチサンダルを使った卓球大会を開催することで、市民に長田のビーチサンダルを知ってもらうとともに、市民の健康増進も図るという、非常にユニークな提案で、発表を聞いた他のグループの生徒からは、次々と質問が出ました。発表のほか、グループディスカッション、質疑応答もすべて英語で行われました。
  生徒の自主性や主体性を損なわないために、教員が特に心がけていることや、2年次、3年次と学年が進むにつれて、どのように学習が深まっていくのかなどについて、意見交換を行いました。
  県立兵庫高等学校の皆様、大変お世話になりありがとうございました。
  


11月5日(金) 並河教育委員による特別講義を御影高等学校で開催しました。

  令和3年11月5日(金)、並河教育委員による特別講義、「『好きこそものの上手なれ』のすすめ」を、御影高等学校の1年生51名を対象に開催しました。
  並河委員は、クラシックバレエに熱中されていた幼少期から、中学、高校、そして音楽大学時代に至るまで、どのようにして、声楽家としての道を切り拓いていったのか、ご自身の経験を一つ一つ丁寧に話されました。

  はじめに、「好きになったから上手になる」ということも、「上手になったから好きになる」ということも、どちらもある、と述べられました。
  最初はオペラの舞台に立つことは夢ではなく、3才から15才までクラシックバレエに熱中しており、音楽は特に好きではなかったこと。中学3年の時、担任から県立西宮高校音楽科の推薦入試を勧められ、ドキッとするとともに、「やってみたい!」とワクワクしたこと。準備期間はわずか2か月間だったが、音楽担当教諭が正月返上で指導してくれたことで自信がつき、見事合格できたこと。音楽科入学後、「歌は、身体が楽器であり、地道に取り組めば、身体の成長とともに身についていく」との先生の勧めにより、声楽を専門に学んだこと。大阪音楽大学に進学した年に、大学内にオペラハウスができ、オペラに出会ったこと。また、これまで出会った先生方の言葉や後押しによって、私の人生が決まったと言っても過言ではないことを述べられました。
  オペラの言葉を自分のものにし、表現するためには、膨大な準備が必要である。しかし、幕が開き、拍手喝采を浴びる時、それは苦労が報われる瞬間であり、歌をより好きになる瞬間でもある。声をきらびやかに出せるピークは過ぎているかもしれない。その代わり、人生経験から出てくる表現ができるように、ベテランとなった今でも10代の頃と変わらない時間をかけて準備している。エネルギーを費やしたものは何も無駄にならない。だから、失敗を恐れずにいろんなことに挑戦してほしい、とエールを送られました。
  最後に、プッチーニの歌劇「ジャンニ・スキッキ」より、「私のお父さん」をマスクをつけたまま、アカペラで披露してくださいました。生徒たちは、コロナ禍の中、初めて聴くプロの声楽家の心のこもったお歌に聴き入っていました。
  



11月4日(木) 令和3年度移動教育委員会(加古川総合庁舎)にあわせて、西脇市立西脇小学校、県立考古博物館加西分館、県立加古川東高校の視察を行いました。

 1 西脇市立西脇小学校の視察
 西脇小学校木造校舎(旧西脇尋常高等小学校)が8月、学校建築の発展過程がわかる歴史的にも重要な建造物として、国重要文化財(建造物)に指定されました。
 西脇市教育委員会から、大規模保存改修工事の内容、文化財指定等について説明がありました。また、西脇小学校から、重要文化財の指定を受けてからの児童の様子や、播州織の創作等による伝統文化の学びについて説明がありました。 教育委員から、洋風の意匠でまとめられた上品な外観や、木の温もりが感じられる校舎内の雰囲気により、穏やかな時間が学校全体に流れているように感じられ、素晴らしい教育環境であるといった感想が述べられました。


  2 県立考古博物館加西分館の視察
  県立考古博物館加西分館(古代鏡展示館)は、平成29(2017)年4月に県立フラワーセンター内に開館しました。本年5月には、新たな寄贈に伴い新展示室がオープンし、より多くの作品が鑑賞できるようになったのに加え、立体的な資料の展示にも対応できる可変性の高い展示が実現しました。
  まず、股野分館長補佐から加西分館全体の紹介がありました。続いて、第1展示室では、中国古代の青銅器や鏡を鑑賞し、舞姫「加彩舞女子俑」に迎えられました。増築された第2展示室は、第1展示室よりも明るく華やかで、豪華な宝飾鏡や精巧な金銀器、俑など多岐にわたる作品が展示されていました。
  教育委員から、古代鏡展示館が県立フラワーセンター内に開館した経緯や作品の寄附者である千石唯司氏についての質問があり、意見交換を行いました。


  3 県立加古川東高等学校の視察
  県立加古川東高等学校は、校訓の「自治創造」、「明朗親和」のもと、第3期「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」や兵庫型STEAM教育実践モデル校の指定を受けるなど、様々な教育実践に取り組んでいます。
  まず、理数科1年生による探究活動の手法を用いた世界史の授業を視察しました。「現代日本の課題を解決できる歴史上の人物」というテーマで、ICTを活用して現代日本の課題や解決できそうな歴史上の人物を検討し、グループで討議を行いました。各グループでの討議後、生徒はワールドカフェ方式により他のグループへと移動し、他の班の発表を聴き、意見を出し合いました。教育委員も各グループに参加し、発表した生徒に対して、探究活動が深まるような意見やアドバイスがありました。
  その後、志摩校長から加古川東高校の概要についての説明がありました。STEAMに興味関心を持つ生徒を増やし、新たな付加価値を創造していく人材を育成するため、今年度は、生徒全員が参加する「授業」と希望者対象の「特別講座」を組み合わせ、課題研究を深化させる取組みを実践しているとの説明がありました。
  教育委員から、STEAM教育の教育的効果や、課題研究(探究)を通じた学科間(理数科・普通科)の交流についての質問があり、意見交換を行いました。




  4 定例教育委員会の開催
  第14回定例教育委員会を加古川総合庁舎5階会議室で開催しました。
  会議では、「県立学校生徒用貸与端末の取得に係る意見申出」等の審議を行いました。

  西脇市立西脇小学校、西脇市教育委員会、考古博物館加西分館、県立加古川東高等学校の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

  

10月22日(金) 横山教育委員による特別講義を篠山産業高等学校で開催しました。

  令和3年10月22日(金)、横山教育委員による特別講義、「数字を「読む」コツ~反論する練習~」を、篠山産業高等学校の2年生147名を対象に開催しました。
  横山委員は生徒たちへ様々な問いかけをされ、生徒たちがうなずいたり、答えたりする様子を確認しながら講義を進められました。
  はじめに、「反論」とは「反抗」ではない。「反論」とは一度相手の言うことを受け入れ、別の見方を提案することである。身近な大人と何回も議論して「反論」する練習をしてほしい。そうすることで、相手に自分の意見を大切にしてもらうことが出来るようになると伝えられました。
  次に、データに基づく仮説についていくつかの例を挙げられ、反論する練習を行いました。数字を読み解くコツとして、「(1)分布に注意!(2)比較の視点を!(3)見せかけだけの関係:第3の要因(4)逆の因果関係(5)サンプル・セレクションの問題」の5点を挙げられ、見せかけの数字に惑わされず、数字を見て何かを感じ、その状況を想像することの大切さを説かれました。
  「無意識の思い込み、ありませんか」という演習では、普段の生活の中で無意識に思い込んでしまっていることが無いかを常に考え、心の底にある違和感を見つめ、言葉にすることで、問題の本質に気づくことが出来るようになると述べられました。
  講義の最後に「勉強なんて将来の役に立たない」と言われたときの「反論」の例として、勉強をする理由は2つある。1つは勉強自体の内容が大事であること。2つめは、現代は常に新しいことを勉強していかなければ、取り残されてしまう。その勉強をするための練習として、今勉強する必要があるのだと話されました。また、生徒たちに向けて、トライアンドエラーの気持ちで反論に挑戦してほしい。そうすることで、良い人間関係も築くことが出来ると伝えられました。
  代表でお礼を述べた生徒からは、「今の社会では、全ての情報を鵜呑みにするのではなく、自分で必要な情報を選択する必要があり、情報を分析する力が必要になることが分かった」と感想を伝えました。生徒たちにとって、物事を様々な角度から考える良い機会になりました。



10月8日(金) 空地教育委員による特別講義を明石北高等学校で開催しました。

令和3年10月8日(金)、空地教育委員による特別講義、「社会保障の意義」を、明石北高等学校の1年生320名を対象に開催しました。

  講義の前に、猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症の話をされました。
  令和3年10月現在、感染者数は減少しているが、今後急激に増加する可能性もあるため、引き続き感染症対策が必要である。新型コロナウイルスやワクチンについて、誤った情報を鵜呑みにせず、自ら正しい情報を収集し、それを元に自分でよく考えて行動して欲しいとメッセージを送られました。
 講義は、社会保障の意義と日本の医療についての内容で、皆さんは18歳になったら選挙権を持つことになるので、日本のこと、社会のことを知った上で選挙権を行使するべきであり、高校生であっても社会保障制度を知る必要があると伝えられました。
 日本の社会保障制度には、社会保険、社会福祉、公的扶助等の種類があり、その社会保険制度の一つが「医療」である。医療制度は日本ではあって当たり前と思われているが、国民全員が所得に応じた保険料を支払い、日本全体で助けあう制度であり、健康保険証を提示すれば、どこの医療機関でも適切な医療を受けることができ、医療費の負担率も比較的低く、医療の質でも高い評価を得ている。
 日本の医療制度は世界に誇る制度であり、重要な社会インフラの一つであるが、今回のコロナ禍で、日本の医療は、平時には強いが、有事に弱いことがあらわになり、これから、平時の素晴らしい医療体制を維持しながら、有事にも柔軟に対応できる医療体制を作る必要があると説明されました。
 最後に、将来の日本の社会保障制度をどんな形にするか、これから、みなさんにも考えていってもらいたい。夢と希望を持って「覚悟」とたゆまぬ「努力」を続けてほしいとエールを送られました。
 生徒からは、空地委員へ感謝の言葉と、「社会保障制度が私たちの生活を支えてくれていることを学べた。今日の講義内容をこれからの生活に活かしていきたい。」と謝辞がありました。生徒達にとって、日本の医療制度を学ぶ貴重な機会となりました。  

 
 

9月29日(水) 清水教育委員による特別講義を吉川高等学校生徒対象に初めてオンライン形式で開催しました。

令和3年9月29日(水)、清水教育委員による特別講義、「生きる実感を手に入れる~仕事に就くということ~」を、オンライン形式で吉川高等学校の全校生277名を対象に開催しました。

  はじめに、生徒から事前に質問のあった「どのようにして自分の仕事を決めたのか」ということをこれまでのご自身の経験を交えて話されました。 その後、「仕事に就く」ということについて3つのポイントを説明されました。
 1つ目に、働くことの意味について。経済的な自立を果たし、サービスを提供する側に回り、社会貢献を果たす。そして、働くことを通して自分の個性や能力、さらに人間性を高め、生きるよろこびやその実感を手に入れることであること。
 2つ目に、仕事は、天職かどうか(興味、関心、能力があるかどうか)だけで決まるものではなく、自分で適職(やっていける仕事)に変えていく努力が、より必要なものである。そのために、相手の身になって考えたり、好かれる努力をすること(適応力)が必要であると。人間関係はできるものではなく自分で作るものであり、そのためには積極的な挨拶の大切さを伝えられました。
 3つ目に、働くことは、リーダーシップを身につけていくことである。リーダーシップとは、人をまとめ、動かすことではない。自分自身で気づいて、考えて、対処する一連の問題解決行動であり、これが仲間とできるのがチームワークと話されました。
 最後に、人は認められ、褒められ、必要とされ、役に立てると、生きる実感を手に入れることができる。将来これらを演出する立場となり、自らの生きる実感を手にいれて欲しいと述べられました。
  そして、生徒に向けて「コロナに負けるな。将来、こんなことがあったと笑い話にできるように頑張ってほしい。」と激励のメッセージを送られました。

  

9月27日(月) 牧村教育委員による特別講義を淡路三原高等学校で開催しました。

  令和3年9月27日(月)、牧村教育委員による特別講義、「テクノロジーで切り拓くポストコロナの未来 〜困難を乗り越え、頂点を目指した挑戦〜」を、淡路三原高等学校の2年生199名を対象に開催しました。

  ご自身の経験や仕事内容を紹介され、生徒たちに分かりやすいように、動画を交えながら講義をされました。例えばモーターサイクルでも最高の技術だから売れるというわけではない。未来のお客様、未来のマーケットと対話しながら、市場から多くを学ぶという考え方をベースに、テクノロジーの頂点を目指し、地域や社会から信頼されるグローバル企業となるよう取り組まれていることを述べられました。
 次に4つの新製品・新事業開発をテーマに話されました。①モーターサイクルの開発では、航空機の技術など、自社の技術者が持つ多様で高度な総合技術力を結集して、世界最高性能を達成し、ブランド力を高めていくこと、②ヘリコプターの開発では、「日本一忙しい公立豊岡病院のドクターヘリ」を例として、大変難しい高性能なヘリコプターの開発にあたり、海外企業のパートナーと協力し、互いの強みを活かして共同開発を行うことで、難題を乗り越えてきたこと、③ロボットの開発では、従来の自動車・電気などの製造に多用されている産業用ロボット分野にとどまらず、将来への取組として自動PCR検査システムや手術支援ロボットを手がけておられること、④水素エネルギーの開発では、「未来を切り開く水素エネルギー」として、オーストラリアに大量に存在する褐炭(未利用資源)から水素を取り出し、日本で発電や自動車燃料等として活用しようとするプロジェクトを紹介され、新たな価値を生み出すことについて説明されました。 これらの取組を踏まえ、「ものづくりは1人ではできない。チーム全員が将来のビジョンを共有し、課題に対してそれぞれの立場で解決に向け努力し、『チームで響きあう』ことが非常に大切である。また、もっとも大事なのは『人』。未来志向で、常に改革を意識し、与えられた例題を解くのではなく、例題を自ら創れる『人財』になってほしい。」と生徒たちに伝えられました。
 
講義後には、「これから水素エネルギーを普及するに当たっての課題は?」という生徒からの質問に「水素はまだコストが高いこと。脱炭素を目指し火力発電の燃料を水素に転換していくこと(水素発電)で、大量の水素需要が生まれ、コストが飛躍的に下がる。その際、他の発電と棲み分けをしながら展開されていくことになる。」また教諭からの「二輪は今後、四輪のように電動化されるのですか?」という質問に、「二輪も電動化されていく傾向にはあるが、一方ではエンジンによる鼓動感や躍動感あふれる乗り心地を好まれるお客様が多いため、お客様のニーズを把握し、二輪も多様化していく必要がある。」と回答され、この他にも次々と出される質問に丁寧に答えていただきました。 今後の進路を選択していく生徒たちにとって、将来のビジョンを広げるいい機会になりました。


 
  

7月16日(金) 横山教育委員による特別講義を神戸鈴蘭台高等学校で開催しました。

  令和3年7月16日(金)、横山教育委員が神戸鈴蘭台高等学校の2年生259名を対象に「数字を「読む」コツ~反論する練習~」をテーマに特別講義を行いました。

  冒頭に、従順なままではイノベーションは起こせない。様々な視点で物事を捉えるため、分析基礎力を身につけることが必要であることを伝えられました。  まず、データに基づく4つの仮説(資料)について反論する練習を行いました。数字を読み解くコツとして、「(1)分布に注意!(2)比較の視点を!(3)見せかけだけの関係:第3の要因(4)逆の因果関係(5)サンプル・セレクションの問題」の5点を挙げられ、見せかけの数字に惑わされず、数字を見て何かを感じ、その状況を想像することの大切さを説かれました。  

 続いて、演習「無意識の思い込み、ありませんか?」では、無意識の思い込みというものが存在することを自覚し、常に自分の心の中の違和感に目を向け、それを言葉にすることが大切であると説明されました。また、これからは今までの価値観では生き残れない時代であり、何が問題かを自分で見つけ出し、解決方法を自分の頭と心で考える習慣を身につけることが重要であると述べられました。  講義後の質疑では、「これから社会に出ていく時に「反論する力」以外にも必要となる力は何ですか?」、「反論する時にやってはいけないことは?」など、生徒から次々と質問が出され、予定時間を超過するほど熱心なやりとりとなりました。

 今回の講義では、事象を分析的・批判的に見て反論するところから問題点を見いだし、改善策や解決策を考えたり、イノベーションのアイデアを生み出す方法について学ぶ良い機会となりました。

 
   

7月16日(金) 牧村教育委員による特別講義を八鹿高等学校で開催しました。

 令和3年7月16日(金)牧村教育委員が八鹿高等学校の1年生184名を対象に、「テクノロジーで切り拓くポストコロナの未来 〜困難を乗り越え、頂点を目指した挑戦〜」をテーマに特別講義を行いました。

  講義内容は、①モーターサイクル、②ヘリコプター、③ロボット、④水素エネルギーの開発を例に、総合技術力を結集し、テクノロジーの頂点を目指す取組や、パートナーと協力して難題を乗り越える取組、将来に向けて新たな価値を生み出す取組などを多くのわかりやすい動画を交え、具体例を示しながら紹介されました。

  最初に、モーターサイクルの開発では、「パワー」と「環境性(燃費)」という二律背反を克服するため、航空機の技術など、自社の技術者が持つ多様で高度な総合技術力を結集し、世界最高性能を達成してきたことを語られました。 2つ目に、ヘリコプターの開発では、「日本一忙しい公立豊岡病院のドクターヘリ」を身近な例として、高性能なヘリコプターの設計は大変難しく、海外企業をパートナーに、互いの強みを活かした共同開発を長年推進してきたことを話されました。 3つ目に、ロボットの開発では、従来の自動車・電機などに多用されている産業用ロボット分野にとどまらず、危険作業・重労働から負担を軽減する遠隔操縦ロボットや自動PCR検査システム、手術支援ロボットなど、最先端の技術開発により新たな価値を生み出すことを述べられました。 4つ目に、未来を切り拓く水素エネルギーについては、将来の水素社会実現に向けて、未利用資源を活用したCO₂フリー水素サプライチェーンの構築に向け、世界初の液化水素運搬船の建造と水素受入れ基地の建設、並びに水素発電の市街地での実証が、いずれも兵庫の地(神戸)で行われていることを紹介されました。  

最後に、これらの困難を乗り越え、頂点を目指した挑戦の具体例を通じて、「もっとも大事なのは『人』である。一人ではできないことも、チームで目標を掲げ、将来を見通して何をすべきかを考える。常に改革を意識し、与えられた「例題」を解くのではなく、「例題」を自ら創れる人財になってほしい。」と述べられ、「高いゴール目標に向かい、チームで響き合う」ことの大切さを強調されました。

 講義後の質疑では、新しい製品を生み出すときに苦労した点や、ロボットや水素発電、燃料電池(水素電動)自動車に関する関心事など、生徒たちから次々と出される質問に対して丁寧に答えられました。 代表でお礼を述べた生徒は、「チームの力を結集し、工夫して困難を乗り越えておられることに感銘を受けた。エネルギー問題と地球環境問題を同時に解決する切り札として、水素エネルギーの開発が進んでいるというお話は、非常に興味深かった。」と感想を伝えました。


   ○令和2年度の活動記録はこちら
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