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兵庫県教育委員会

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教育委員の活動

 兵庫県教育委員会では、「兵庫県教育委員会活動方針」に基づき、次の活動を行います。 (令和3年度活動方針)

▊ 移動教育委員会の開催

  県民に教育委員会の役割を一層理解いただくため、教育委員会会議を県内各地域で「移動教育委員会」として開催します(年3回)。

▊ 総合教育会議の開催

  知事と教育委員会が教育の課題やあるべき姿を共有し、連携して教育行政に取り組むため、教育課題、方向性等を協議調整する場としての総合教育会議を開催します(年2回程度)。

▊ 学校現場等の視察

  教育委員が県内各地域の教育現場の現状を把握するため、学校及び社会教育施設等を視察するとともに、教職員等との意見交換を行います(年4回(移動教育委員会と併せて実施))。

▊ 特別講義等の実施

  教育委員がそれぞれの専門分野を極めてきたなかで得た貴重な経験を伝えることにより、生徒のキャリア形成の一助とするとともに、生徒理解を深めます(各委員年間2回程度)。

 こうした教育委員の活動について、このページで順次、お知らせします。


令和3年度の活動 

               

9月29日(水) 清水教育委員による特別講義を吉川高等学校生徒対象に初めてオンライン形式で開催しました。

令和3年9月29日(水)、清水教育委員による特別講義、「生きる実感を手に入れる~仕事に就くということ~」を、オンライン形式で吉川高等学校の全校生277名を対象に開催しました。

  はじめに、生徒から事前に質問のあった「どのようにして自分の仕事を決めたのか」ということをこれまでのご自身の経験を交えて話されました。  その後、「仕事に就く」ということについて3つのポイントを説明されました。
 1つ目に、働くことの意味について。経済的な自立を果たし、サービスを提供する側に回り、社会貢献を果たす。そして、働くことを通して自分の個性や能力、さらに人間性を高め、生きるよろこびやその実感を手に入れることであること。
 2つ目に、仕事は、天職かどうか(興味、関心、能力があるかどうか)だけで決まるものではなく、自分で適職(やっていける仕事)に変えていく努力が、より必要なものである。そのために、相手の身になって考えたり、好かれる努力をすること(適応力)が必要であると。人間関係はできるものではなく自分で作るものであり、そのためには積極的な挨拶の大切さを伝えられました。
 3つ目に、働くことは、リーダーシップを身につけていくことである。リーダーシップとは、人をまとめ、動かすことではない。自分自身で気づいて、考えて、対処する一連の問題解決行動であり、これが仲間とできるのがチームワークと話されました。
 最後に、人は認められ、褒められ、必要とされ、役に立てると、生きる実感を手に入れることができる。将来これらを演出する立場となり、自らの生きる実感を手にいれて欲しいと述べられました。
 そして、生徒に向けて「コロナに負けるな。将来、こんなことがあったと笑い話にできるように頑張ってほしい。」と激励のメッセージを送られました。  


  

9月27日(月) 牧村教育委員による特別講義を淡路三原高等学校で開催しました。

  令和3年9月27日(月)、牧村教育委員による特別講義、「テクノロジーで切り拓くポストコロナの未来 〜困難を乗り越え、頂点を目指した挑戦〜」を、淡路三原高等学校の2年生199名を対象に開催しました。

  ご自身の経験や仕事内容を紹介され、生徒たちに分かりやすいように、動画を交えながら講義をされました。例えばモーターサイクルでも最高の技術だから売れるというわけではない。未来のお客様、未来のマーケットと対話しながら、市場から多くを学ぶという考え方をベースに、テクノロジーの頂点を目指し、地域や社会から信頼されるグローバル企業となるよう取り組まれていることを述べられました。
 次に4つの新製品・新事業開発をテーマに話されました。①モーターサイクルの開発では、航空機の技術など、自社の技術者が持つ多様で高度な総合技術力を結集して、世界最高性能を達成し、ブランド力を高めていくこと、②ヘリコプターの開発では、「日本一忙しい公立豊岡病院のドクターヘリ」を例として、大変難しい高性能なヘリコプターの開発にあたり、海外企業のパートナーと協力し、互いの強みを活かして共同開発を行うことで、難題を乗り越えてきたこと、③ロボットの開発では、従来の自動車・電気などの製造に多用されている産業用ロボット分野にとどまらず、将来への取組として自動PCR検査システムや手術支援ロボットを手がけておられること、④水素エネルギーの開発では、「未来を切り開く水素エネルギー」として、オーストラリアに大量に存在する褐炭(未利用資源)から水素を取り出し、日本で発電や自動車燃料等として活用しようとするプロジェクトを紹介され、新たな価値を生み出すことについて説明されました。 これらの取組を踏まえ、「ものづくりは1人ではできない。チーム全員が将来のビジョンを共有し、課題に対してそれぞれの立場で解決に向け努力し、『チームで響きあう』ことが非常に大切である。また、もっとも大事なのは『人』。未来志向で、常に改革を意識し、与えられた例題を解くのではなく、例題を自ら創れる『人財』になってほしい。」と生徒たちに伝えられました。
 
講義後には、「これから水素エネルギーを普及するに当たっての課題は?」という生徒からの質問に「水素はまだコストが高いこと。脱炭素を目指し火力発電の燃料を水素に転換していくこと(水素発電)で、大量の水素需要が生まれ、コストが飛躍的に下がる。その際、他の発電と棲み分けをしながら展開されていくことになる。」また教諭からの「二輪は今後、四輪のように電動化されるのですか?」という質問に、「二輪も電動化されていく傾向にはあるが、一方ではエンジンによる鼓動感や躍動感あふれる乗り心地を好まれるお客様が多いため、お客様のニーズを把握し、二輪も多様化していく必要がある。」と回答され、この他にも次々と出される質問に丁寧に答えていただきました。 今後の進路を選択していく生徒たちにとって、将来のビジョンを広げるいい機会になりました。


 
  

7月16日(金) 横山教育委員による特別講義を神戸鈴蘭台高等学校で開催しました。

  令和3年7月16日(金)、横山教育委員が神戸鈴蘭台高等学校の2年生259名を対象に「数字を「読む」コツ~反論する練習~」をテーマに特別講義を行いました。

  冒頭に、従順なままではイノベーションは起こせない。様々な視点で物事を捉えるため、分析基礎力を身につけることが必要であることを伝えられました。  まず、データに基づく4つの仮説(資料)について反論する練習を行いました。数字を読み解くコツとして、「(1)分布に注意!(2)比較の視点を!(3)見せかけだけの関係:第3の要因(4)逆の因果関係(5)サンプル・セレクションの問題」の5点を挙げられ、見せかけの数字に惑わされず、数字を見て何かを感じ、その状況を想像することの大切さを説かれました。  

 続いて、演習「無意識の思い込み、ありませんか?」では、無意識の思い込みというものが存在することを自覚し、常に自分の心の中の違和感に目を向け、それを言葉にすることが大切であると説明されました。また、これからは今までの価値観では生き残れない時代であり、何が問題かを自分で見つけ出し、解決方法を自分の頭と心で考える習慣を身につけることが重要であると述べられました。  講義後の質疑では、「これから社会に出ていく時に「反論する力」以外にも必要となる力は何ですか?」、「反論する時にやってはいけないことは?」など、生徒から次々と質問が出され、予定時間を超過するほど熱心なやりとりとなりました。

 今回の講義では、事象を分析的・批判的に見て反論するところから問題点を見いだし、改善策や解決策を考えたり、イノベーションのアイデアを生み出す方法について学ぶ良い機会となりました。

 
   

7月16日(金) 牧村教育委員による特別講義を八鹿高等学校で開催しました。

 令和3年7月16日(金)牧村教育委員が八鹿高等学校の1年生184名を対象に、「テクノロジーで切り拓くポストコロナの未来 〜困難を乗り越え、頂点を目指した挑戦〜」をテーマに特別講義を行いました。

  講義内容は、①モーターサイクル、②ヘリコプター、③ロボット、④水素エネルギーの開発を例に、総合技術力を結集し、テクノロジーの頂点を目指す取組や、パートナーと協力して難題を乗り越える取組、将来に向けて新たな価値を生み出す取組などを多くのわかりやすい動画を交え、具体例を示しながら紹介されました。

  最初に、モーターサイクルの開発では、「パワー」と「環境性(燃費)」という二律背反を克服するため、航空機の技術など、自社の技術者が持つ多様で高度な総合技術力を結集し、世界最高性能を達成してきたことを語られました。 2つ目に、ヘリコプターの開発では、「日本一忙しい公立豊岡病院のドクターヘリ」を身近な例として、高性能なヘリコプターの設計は大変難しく、海外企業をパートナーに、互いの強みを活かした共同開発を長年推進してきたことを話されました。 3つ目に、ロボットの開発では、従来の自動車・電機などに多用されている産業用ロボット分野にとどまらず、危険作業・重労働から負担を軽減する遠隔操縦ロボットや自動PCR検査システム、手術支援ロボットなど、最先端の技術開発により新たな価値を生み出すことを述べられました。 4つ目に、未来を切り拓く水素エネルギーについては、将来の水素社会実現に向けて、未利用資源を活用したCO₂フリー水素サプライチェーンの構築に向け、世界初の液化水素運搬船の建造と水素受入れ基地の建設、並びに水素発電の市街地での実証が、いずれも兵庫の地(神戸)で行われていることを紹介されました。  

最後に、これらの困難を乗り越え、頂点を目指した挑戦の具体例を通じて、「もっとも大事なのは『人』である。一人ではできないことも、チームで目標を掲げ、将来を見通して何をすべきかを考える。常に改革を意識し、与えられた「例題」を解くのではなく、「例題」を自ら創れる人財になってほしい。」と述べられ、「高いゴール目標に向かい、チームで響き合う」ことの大切さを強調されました。

 講義後の質疑では、新しい製品を生み出すときに苦労した点や、ロボットや水素発電、燃料電池(水素電動)自動車に関する関心事など、生徒たちから次々と出される質問に対して丁寧に答えられました。 代表でお礼を述べた生徒は、「チームの力を結集し、工夫して困難を乗り越えておられることに感銘を受けた。エネルギー問題と地球環境問題を同時に解決する切り札として、水素エネルギーの開発が進んでいるというお話は、非常に興味深かった。」と感想を伝えました。


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