◆ 読書週間 ◆

朝の読書週間

本校では来年度(平成16年度)より、下記の要領で朝の一斉読書を実施する運びとなりました。
 その主旨をご高察いただき、お子様の読書活動がより実り多きものになるよう、ご家庭におきましても、ご協力をお願い申し上げます。

1 目的
読書活動を通じて、生徒各人が言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創  造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けさせる。
子どもの「読書離れ」をふまえて、自主的に読書活動を行うことができるよう積極的にそのための環境の整備(機会・書籍などの提供)を推進する。

2 対象学年
   1学年および2学年

3 実施期間
平成16年度より、4・5・6・9・10・11・1・2月の或る週の5日間(毎月、適切な週を設定し、その週を「読書週間」とする)

16年度については、下記の日程が「読書週間」となります。
    4月26日〜 4月30日
    5月17日〜 5月21日
    6月21日〜 6月25日
    9月13日〜 9月17日
   10月25日〜10月29日
   11月15日〜11月19日
    1月17日〜 1月21日
    2月14日〜 2月18日

4 実施時間
   「読書週間」中のSHR(8:35〜8:45)の約10分を読書活動に充てる。

5 実施方法
 ア 事前指導
「読書週間」の1週間前から、生徒各人に読書計画を立てさせる。そのため、「私の読書計画」を配布し、書名・作者・その本の入手先(家庭か学
校図書館か公共図書館か)などを記入させ、提出させる。
イ 当日
出欠を取った後、すぐに読書活動に入る。
ウ 事後指導
今、読んでいる本を継続して読むように呼びかける。
来月の本を探しておくように促す。

6 対象図書
   朝のSHRの10分間、自分の読みたい本を、原則家庭より持参して読書をする。
   ただし、漫画、雑誌、教科書、辞書は対象外とし、原則として活字本を対象図書とする。

勝手なお願いですが、ご家庭での本の購入や、お子様の取り組んでいる読書について話題として取り上げていただくよう、よろしくお願い申し上げます。

なお、朝の一斉読書を実施するにあたって参考にした資料を以下に掲載しておきますので、ご一読くだされば、幸甚に存じます。
(参考資料はすべて、文部科学省の「子どもの読書活動推進」ホームページ
           http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/dokusyo/より引用)


1 子どもの読書活動の推進に関する法律(抜粋)
          平成13年12月12日 法律第154号として公布・施行
(目的)
第一条  この法律は、子どもの読書活動の推進に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに、子どもの読書活動の推進に関する必要な事項を定めることにより、子どもの読書活動の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって子どもの健やかな成長に資することを目的とする。
(基本理念)
第二条  子ども(おおむね十八歳以下の者をいう。以下同じ。)の読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものであることにかんがみ、すべての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう、積極的にそのための環境の整備が推進されなければならない。
(保護者の役割)
第六条  父母その他の保護者は、子どもの読書活動の機会の充実及び読書活動の習慣化に積極的な役割を果たすものとする。
(子ども読書の日)
第十条  国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるため、子ども読書の日を設ける。
2  子ども読書の日は、四月二十三日とする。
3  国及び地方公共団体は、子ども読書の日の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めなければならない。

2 子どもの読書活動の推進について(抜粋)
1  子どもの読書活動の重要性

○  読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです。

○  平成12年12月の教育改革国民会議報告においても「読み、書き、話すなど言葉の教育」を重視すべきことが提言されています。

2  現状

○  テレビ、ビデオ、インターネット等の様々な情報メディアの発達・普及や子どもの生活環境の変化、さらには、幼児期からの読書習慣の未形成などにより、子どもの「読書離れ」が指摘されています。

○  平成14年5月に行われた調査(社団法人全国学校図書館協議会による)によれば、児童生徒の1ヶ月の平均読書冊数は、小学生が7.5冊、中学生が2.5冊、高校生が1.5冊、また、1冊も読まなかった子どもたちの割合は小学生9%、中学生33%、高校生56%となっており、中学校以降極端に読書量が減少しています。

また、平成12年に行われた経済協力開発機構(OECD)生徒の学習到達度調査によれば、「趣味としての読書をしない」と答えた生徒は、OECD平均では31.7%ですが、日本では55%となっており、「どうしても読まなければならないときしか、本は読まない」と答えた生徒は、OECD平均では12.6%であるが、日本では22%となっています。 

メインメニュー