校長メッセージ

北高生の皆さんへ

 本日の登校日が急遽取りやめになり、4月22日までの登校日もなくなるなど、状況が刻々と変化し、皆さんも戸惑うことが多いと思います。

 今日は、3年生にはご迷惑をお掛けしました。中でも、学校まで来てくれた3年生には申し訳ありませんでした。2年生は、後輩ができ新たな気持ちでスタートを切ろうとしていたところで、また、1年生も入学してからここまで、登校する機会がほとんどなく不安な気持ちも大きいだろうと思います。

 さて、自分一人では、学校に来ているときのように一定のリズムで勉強をすることはなかなか難しいと思いますが、これは何もあなたひとりだけの苦労ではありません。このような状況の中で規則正しく物事を行っていくということは、誰にとっても簡単なことではありません。

 ここでひとつ、皆さんに、しっかりと学習する生活リズムを作る効果的な方法についてアドバイスを差し上げます。よく言われることですので、聞いたことがある人も多いと思います。

 それは、「3つの時間を一定する」、時間の三点固定という方法です。固定する時間は次の3つです。①起きる時間、②寝る時間、③勉強を開始する時間

 この3つの時間をできる限り一定に保つ生活を心掛けてみてください。実は、私も浪人の時にやりましたが、効果は絶大です。

 まず何よりも、ある時間が来たら、頭が働きだす癖がだんだん身に付いてきます。確かに、調子のいい日、調子の悪い日がありますが、まずこの3つの時間を一定させることが、安定的に、あなたの精神をあなたがやるべき行動に向かうようにさせるのです。

 実際に行うときには、1週間を一つのサイクルで考えるとうまくいきやすいでしょう。曜日によってはどうしてもやらなければならないことが決まっていることもあるでしょうし、ある曜日には、どうしても見たいドラマがあるかもしれません。

 ですから、起きる時間と寝る時間はどの曜日でも同じにして、勉強の開始する時間は、曜日によって固定するという方法も考えてみてください。

 とにかく元気が一番です。北高生の皆さん、健康にはくれぐれも注意して、仲間とともに、元気に学校生活再開の日を迎えましょう。

 

 

 

令和2年4月10日

兵庫県立尼崎北高等学校長 大内 一浩