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LAC特別講座  Liberal Arts & Communication

本校では,国際教養コース(LAC)の開設にともなって,平成15年度より「LAC特別講座」をはじめました。 この講座は、各方面で活躍する人の話を直接聞くことで、LACの教育目標である「幅広い教養と豊かな人間性を身につけ、 国際社会に貢献できる人材の育成」をすすめるためのものです。

~ 目 次 ~

  1. 第1回の講座:『ヨーロッパの変化』
  2. 第2回の講座:『ベトナムってどんな国?ちょっとだけパプアニューギニアも』
  3. 第3回の講座:『Not Just A 'Bio-Mom,' But A Menter』
  4. 第4回の講座・第5回の講座:『差別について』

第1回の講座 第3~4限実施

講座内容 『ヨーロッパの変化』

講座風景

NPO法人国際社会貢献センター会員の峯本晴輝氏にベルリンの壁崩壊以降のヨーロッパの変化について講演をしていただきました。 東欧の複雑に入り組んだ歴史的背景を分かりやすくご説明いただいた後、 EU(欧州連合)発展の歴史と今後の問題をお話していただきました。

<参加生徒の感想>
・2年女子感想 抜粋

昔、また現在のヨーロッパについて、様々な視点から詳しくお話をしていただくことができ、 とても為になる講義だったと思います。宗教や人種などによって分けられてしまった国々の話や、 ユーロの話など、これからの私達に役立ちそうなお話が多かったです。
 ドイツについては、昔の歴史をたくさん知ることができました。 ナチスのユダヤ人迫害やアウシュビッツでの事件など黒い歴史もありましたが、歴史を知ることは、 これからを生きる私達にって必要なことだと思うので、知ることが出来て良かったと思いました。
 ドイツと共にハンガリーやチェコスロバキアなど近郊の国々のこともたくさん知ることができました。
 EUに参加するまでには、長い道のりとステップがありましたが、経済や産業において、 互いに支えあえる国が近くにあることはとても心強いことだと思います。 関税をなくしたりするのには、多少ならずも勇気や譲歩が必要だったと思います。 ですが、それが今のヨーロッパの経済の根本を支えているので、 日本も学ぶべきところはたくさんあります。それを生かしていければいいなと思いました。

・1年女子感想 抜粋

私達の生まれる20年前くらいの1970年代は、東欧の人々の一般市民はとても貧富の差があったんだということが分かりました。 それはホテルがなかったという事や、空港が暗かったという先生のお話を聞いて分かりました。私のイメージでは、 ヨーロッパというものは、昔から華のある場所だと思っていたのでとても意外です。
 パリの香水はブルガリアのバラからできているなんていう事も人生で初めて知りました。ブルガリアのイメージも、 ヨーグルトしかなかったのですが今日はバラが有名でバラをとおして栄えたという事を学ぶことができました。 東欧は8カ国で1国1国いろいろ歴史を持っているんだなと思いました。ルーマニアのキャウシェスク大統領の名前は知っていました、 国民の生活を苦しめたなんていうのは知りませんでした。1989年12月25日の逃亡事件によって「東欧革命」がおこったことも初めて知りました。 しかし、国民の反発はあっても仕方ないと思います。食料もソ連の支配下のせいでほとんどなかったからです。 私は今の日本、今の世界と比べて全く違うなぁと感じ、社会の成長に驚きました。 そしてルーマニアは「ドラキュラ」の本拠地だったらしく今では観光名所にもなった成長ぶりもとても興味深かったです。歴史は重なっていくものです。 それを今どのように国の役にたっているのかが国によって違うので面白いと思います。
 チェコは中東欧の中央にあるということですごく他の国々と比べて街並みも近代的でした。 中東欧の4000万人以上の人口をほこるポーランドも歴史上で3つに分かれたりなくなってしまったりしている国というのも初めて知りました。 今日のおかげでヨーロッパのマメ知識を得ることが出来ました。


第2回の講座 第3~4限実施

講座内容 『ベトナムってどんな国?ちょっとだけパプアニューギニアも』

講座風景

国際社会貢献センターの松村直治氏を招き、ベトナムおよびパプアニューギニアについて講演していただきました。 松村氏は中部ベトナム開発コンサルタントをされており、ベトナムの歴史や日本との関係性について、 分かりやすくご説明していただきました。

<参加生徒の感想>
・2年女子

今までベトナムのことはほんの少ししか知らなかった。1000年間も中国に支配されていたから、 お金や言語も中国のものだと思っていたけど、両方ともベトナム特有のものだった。ベトナムは過去3回も元に侵攻されたり、 ベトナム戦争が起きたり、フランスが植民地として50年も支配されたり、とても苦労のある国だと思った。 ベトナムはバイク王国で3~5人乗りは当たり前と聞いて、5人乗りはすごいと思った。一気に5人も乗るのなら、 車を使った方が安全だと思った。しかも自転車ではなくて、バイクだから事故も多くなるし、地球環境に悪いと思った。 ベトナムはひったくりが多いと聞いて、ベトナムに行くときには気をつけないといけないと思った。けど、 外国人には優しく接してくれるから良い国だと思った。
 日本の食料自給率は、約40%くらいしかないのに、ベトナムの食料自給率は約160%もあってびっくりした。
 ベトナム料理の味付けは関西風だと聞いて、一度食べてみたいと思った。バナナも日本だと少しの量で200円とかするのに、 ベトナムでは30房もついて100円近い値段でとっても安いと思った。しかも、環境も良いから美味しく育っていそうなので、 一度現地で食べてみたいです。

・2年女子

まず最初に驚いたのは、ベトナムにも日本と同じようにモンゴルが攻めてきたことです。 しかも、それを日本より多い3回も防いでいることです。あまり今までベトナムに興味は無かったのですが、 そのような国力をもっていたことに驚きました。
 次に悲しかったことは、ベトナムという国が常に他国の支配下にあったということです。 あるときはヨーロッパに、あるときは日本に、そしてまたあるときはアメリカによって常に支配される生活が続いていた ベトナムの歴史を知り、普段当たり前に過ごしている自由が、とてもありがたいものに思えました。 たくさんの戦争によって亡くなってしまった、たくさんのベトナムの人々。枯葉剤などの猛毒で浸食されてしまったベトナム兵、 支配国に歯向かって命を落とした数百万の人々、南国の雰囲気豊かなイメージの裏には、 多くの悲しい歴史があったということにショックを受けました。
 今では、海外の企業が進出することで、進歩を続けていて、一度は支配をしていた日本がベトナムに貢献できていることが嬉しいです。    (2年女子)

・1年女子

ベトナムのお金はプラスチック製というのを知って驚きました。破れにくくて良いと思います。あと、 ベトナムに行ったときに漢字を書いても理解してもらえないことも初めて知りました。
 民間人300万人の方々が亡くなったベトナム戦争は歴史の授業などでよく聞きますが、 今回松村先生のお話で今のアメリカ軍の現状も知ることが出来ました。 ベトナム戦争の後また支援国の中国やカンボジアと戦争をしていたなんて知らなかったです。 戦争が完全に終わったのは1985年だそうです。日本よりも全然戦争していないイメージでしたが、 以外にベトナムも昔から大変だったみたいです。
 1992、3年からベトナムブームが始まって日本も興味を示したそうですが、今ではそのおかげでベトナム料理やベトナムの服が広まっています。私は結構ベトナム料理が好きなのでとても感謝しています。  ベトナム人は85%、残りの15%が少数民族。多民族国家のベトナムは、 現在土地を争わずに仲よくしているのはとても立派なことだと思いました。 オーストラリアの影響を良く受けているのはお札からも分かりました。パプアニューギニアのこともよく知っていなかったので、 これからは色々な場所を調べていきたいです。


第3回の講座 第1~2限実施

講座内容 『Not Just A 'Bio-Mom,' But A Menter』

関西学院大学のSteve Silver氏を招き、英語で講演していただきました。家族の絆について、 多くの質問を投げかけていただき、生徒も興味深く、聞くことが出来たようです。また、 グループ討論でも活発な話し合いが出来ました。

<参加生徒の感想>
・2年女子

家族と聞いて、あなたの頭に浮かんでくるものは?という質問から話が始まっていき、色々な単語が挙げられました。 その中で私が一番ピンと来た言葉は「LOVE」という言葉です。 家族という存在以上に「LOVE」という言葉があてはまる存在はないと思います。
 「もし、あなたが養子だったら、あなたを産んだ親に会いたいか?また、あなたが自分の子を養子に出したとき、 その子と会いたいか?」という質問もありました。もし私が養子だったら、私は自分を産んだ親に会いたいと考えると思います。 自分を何故養子に出したのかという理由を直接聞かないと割りきれないと思うからです。そしてもし私が、 自分の子を養子に出した親だとしたら、 何としてでも子供と連絡を取って理由をしっかり話して謝らなければいけないと思います。 謝って許されることではないかもしれないけれど、それでも謝らなければならないと思います。

・2年女子

今日は2011年の漢字でもある「絆」を分かりやすい英語と楽しい説明で話してもらい、 改めて家族の存在を考えさせられるような講演会でした。3月の大震災でたくさんの子供たちが親を失い、 孤独になってしまい、心の面でも経済的な面でも養子縁組もやむを得ない状況になっていて、心理学や社会学を学びたい私にとって、 もっと深く考えないといけない話だと思いました。

・2年女子

今日の講座を受けて普段考えないことを考えて発言したり、とてもよい経験になりました。
 スティーブ先生が家族を英語で表すと、「LOVE」「HOUSE」「MOTHER」「FATHER」「PARENTS」など、 自分が思っている家族が言葉で表すことによって理解でき、大切さが良く分かりました。そして、 全てが英語だったので、リスニングの練習にもなったり一人では分からないこともグループ内で話し合うことで解決することができ、 とても楽しかったです。
 今日の授業で一番印象深かったのはこの質問です。「もしあなたが養子の子なら、本当の親に会いたいか?もし、 あなたが母親なら実の子に会いたいか?」という質問です。私は子供なら親に会いたいし、 でも母親の立場なら会いたくないです。でも、これはどちらにしても愛が絶対あるのだと分かりました。
 今日は家族に対して考えることが出来て良かったです。


第4回の講座 第3~4限実施
第5回の講座 実施

講座内容 『差別について』

講座風景

第3回に続き、関西学院大学のSteve Silver氏を招き、英語で講演していただきました。 今回は、差別について多くの写真やイラストを使って説明していただきました。 身近な例が取り上げられていたので、生徒も理解しやすかったようです。

<参加生徒の感想>
・2年生

今日は差別という題で講義を聞きました。差別というのは昔から人間が抱えている大きな問題だと思います。 ましてや、戦争時などは自分自身を守ることを優先してしまうので、そのために必要な人間を利用するために差別というものが生じてしまいます。 今回はアメリカで生まれ育って、アメリカの法律上、国籍はアメリカ人 だけれども実際は日本人の血を引いている人々に、戦争中どのようなことが起きたのかの話でした。 私は今まで第二次世界大戦中に日本で起きていたことは歴史の勉強で学習しましたが、敵のアメリカではどのようなことが起きていたか、 今回スティーブシルバー先生の伺うまで全く知りませんでした。
 アメリカ国籍で日本人の血を引いている人々を、Japanese-Americanといいます。Japanese-American たちは戦争中、 強制収容所的なキャンプに入れられて、毎日働かせられていたそうです。私はそれを聞いて、すごく複雑な気持ちになりました。 日本人だけどアメリカ人。アメリカ人だけども日本人。どちらの味方をしてどちらの敵になるか、苦渋の決断だったと思います。 そんな苦しい思いは私たちには全く分かりません。むしろ、分かってくれない方が良いと思いました。私は今回、この講義を聞いて、 差別がどれだけの人を傷つけるのか改めて思い知らされました。

・2年生

差別はアニメにまで使われていたので驚いた。私が好きなバッグズ・バニーにも日本人を差別するような絵があったので少しショックでした。 前にテレビで「99年の愛」というドラマをやっていた時にも日本人が収容所に入れられて、働かされているというシーンを見ました。 ジャップジャップと言われ、悲惨な生活を送っているのを見て、とても悲しくなりました。今ではだいぶ差別が少なくなっていますが、 まだ差別をされている人もいるということを改めて感じました。

・2年生

私は、差別についてとても嫌なイメージがあります。ですが、「ちびくろさんぼ」のような本だと差別を感じないなと思いました。 むしろキャラクターがかわいいと思いました。
 黄色人種の人の立場であれば、腹立たしく思ってしまうかもしれません。 しかし私からすれば、「ちびきいろじゃっぷ」はそこまで嫌な響きではないです。ちびくろのようにかわいいキャラクターであればですけど、
前回も出てきたアニメの中のジャップはとてもオーバーです。あそこまで酷くはないと思いました。  黄色や黒には嫌な意味の言葉がある。白は良い。という固定観念は今後無くなって欲しいです。 それと、今はもうあまり思われていないと思いますが、左利きの人はだめだというのも無くなって欲しいです。私自身左利きなので。 今後もっと社会全体がより良い方向へ進めばと思います。

・2年生

アメリカでは黒人や黄色人種といった、白人の自分達とは違う人を差別して、からかったりする人は今でもいて、 とても酷いなと思っていましたが、日本でも黒人のアーティストのまねをして、 肌を黒くしたり太らせたりしてお客さんを笑わせたりしている人がいるけど、黒人の人からしたらそれは嫌だったのかと思うと、 私も笑っていたので、気づかないうちに私自身も差別をしている部分があったのかと、この講義を通じて、心に痛みを感じました。 でも黒人の人は、みなさん音楽がとても好きで、歌やダンスがとても上手いという印象が強いので、とても羨ましく思っています。 でも今回の講義で、黒人の人は怒りっぽいという印象があるというのを聞いて、今までそんなことは思ったことがなかったので、 どこが怒っているように見えるのかなと思いました。肌が黒いだけで、とても明るい人たちが多い印象が強いと私は思っています。
 それぞれみんな見た目の印象で相手の性格などを決めているんだなと改めて分かりました。差別をすることなく、 みんな仲良く平和に過ごせる世界ができたら良いのにと思いました。私はこれからも世界のたくさんの人とコミュニケーションをとって、 輪を広げていきたいです。