卒業公演

第31回 演劇科卒業公演

 レイ・ブラッドベリ作 戯曲版『たんぽぽのお酒』から 「ファントムサマー」

 日時 平成29年6月17日(土) 開場 13:00 開演 13:30
 場所 兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)

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○卒業公演を終えて

「ファントム サマー」

岡田理瑚

h29sutuko_actress.jpg終わってほしくない・・・赤信号なれば良かったのに・・・。
 今、一番感じていることは「感謝」です。お手伝いをしてもらう立場になり、お手伝いがこんなにもありがたいものなのかとずっと感じていました。私たちのために時間を削って支えてくれた後輩・先輩、ここまで導いて下さった講師の先生。たくさんの方に支えられてできた卒業公演。最高に幸せだった。そして何よりもクラスのみんな。みんなが「37人で出たい」と言ってくれたから、この幸せを感じることが出来ました。その言葉がなかったら、私はこの場にいることが出来ていなかったと思います。
 卒業公演に向けて始まったときから、たくさんたくさん苦しんだ。私が本当に本気になれたのは、2ヶ月前。本気になれたのなんて凄く遅かったし、自分が迷惑しかかけていなくて、自分が大嫌いだった。でも、本気になれることが出来た2ヶ月間は、自分が変われて、徹夜でも寝不足でも、凄く楽しかった。それに、自分が本気になったらこんなにも頑張れるのだとも気付いた。
 初めてここまでお芝居で役について考えて、芝居ってすごく難しいなって思った。日に日に「こういうことか」と捉え方が変わる難しいお話だから、芝居中の反応とアドリブの違いがよく分からなかったです。難しいけど、舞踊よりも歌よりも芝居が大好きになりました。
 あの素敵な衣裳で踊れたこと、あの素敵な旗をつくってもらえたこと、あの素敵なセットでお芝居をすることが出来たこと、全部の曲が素敵で大好きなオケ・Ⅿ、そして大好きなファンタジー世界の台本。どれも大切な欠かせないものでした。きっと、曲をきいただけでタイムスリップできるだろうな。とにかく本当に幸せでした。
上演当日2回目公演の「空前絶後」は全てのおもいをのせて叫ぶことが出来て最高に気持ちよかったです。
37人で出来た卒業公演、奇跡のようなもの。さて次は37人で卒業だ!!!

 
「ファントムサマー」

田渕 龍音

h29sotuuko_tabuchi.jpg未だに感情はごちゃごちゃしていて整理ができていない分言葉で表すのが難しい
なんといったらあっているのかそれとも自分の語彙力が少ないのか
あの場に立って見えた光景は光の中のような視界だった 
小屋入りで初めてピッコロの大ホールに立った時思っていたより小さいなと感じた
これはゲネプロ 1回目 2回目も通して思ったことの一つだ
この楽しかったより苦しかった方の多い3年間を90分に収めるそれもたったの1日だけに
こう書いてみると成程たんぽぽのお酒じゃないかそうも思えてきた
そして思い出が詰まった瓶たちはアポロンホールの額縁となって思い出すことができる
まるで火事が原因で無くなったグリーンタウンのオペラ座の様に 
もうこれからこの37人で舞台に立って馬鹿騒ぎ出来ることも無いのかと思うと
どこか心にポカンと穴が開いたみたいになる
今はただ感謝の言葉しか思いつかない
私の人生はこの演劇科から始まって行くのだろうだからここは私の始まり
ここで出会えた人たちも一生の思い出になる
自分もここに居ていいんだと思えた特別な場所
演劇に出会い自分が初めてやり遂げてみたいと思えた素敵な居場所
生きることが演技 ではこの卒公では生きてきたことが演技であり役なのだとすると
最後に青信号と言ったのはこれから生きる自分たちの役っていうことなのでしょうか
まだ全ての事実や気持ちを受け入れるほど自分は大人じゃないって事なのだろうか
私にはまだ苦すぎる思い出が多すぎて
私たちは31回として次の世代にバトンを渡すことが出来ただろうか

ピッコロシアター(兵庫県立尼崎青少年創造劇場)

 〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町3丁目17-8
 TEL 06-6426-1940 FAX 06-6426-1943
 LinkIconhttp://hyogo-arts.or.jp/piccolo/