校章兵庫県立宝塚東高等学校
総合健康類型の授業報告(令和元年)


 総合健康類型の授業報告です  

行事名:2学年 総合健康類型 講習会「臓器移植について」


日時:令和2年1月21日(火)13:20〜15:10
場所:本校AL室

 1特別編成授業期間に入り、総合健康類型1年生37名は「臓器移植について」講習を受講しました。
「臓器移植について」は脳死もしくは心停止の時に行えることを学びました。脳死とは大脳、小脳、脳幹すべてが機能していない状態をいいます。その際に臓器提供の意思表示をしていなければ家族の総意で決定することになります。本人の意思表示がなければ家族も「臓器を移植してもよいものなのか」、たとえ移植を決定したとしても「本当にこの判断はよかったのか」と迷うことになるというお話しをして頂きました。残された家族のことを考えると、臓器移植の意思表示をしておくことが大切であることがわかりました。しかし、日本では海外と比べて臓器移植をしてもいいと思っている人は4割と海外と比べても少なくないにも関わらず、臓器移植の意思表示を行う率は低いことが課題であるとお話しして頂きました。講義の最後に生徒たちはグループに別れ、「意思表示をしてもらうにはどうしたらよいか?」について話し合いをしました。「インスタグラムやLINE、YOUTUBEのコマーシャルなどを利用する」といった生徒からの目線でのアイデアが出ていました。講義終了後、「臓器移植の意思表示をする」と言っている生徒も何人かいました。講義を通して生徒たちは普段学ぶ機会の少ない「臓器移植について」真剣に考えました。


 

行事名:健康総合T わかばの森保育園 異年齢交流「わかばの森保育園 異年齢交流」


日時:令和元年12月23日(月)1校時から4校時
場所:本校体育館

 11月下旬から異年齢交流について学び、当日の朝までクラスで話し合いを重ねました。そして園児たちのバスが到着したころには、生徒達の表情は楽しみで仕方がない様子で笑顔に満ち溢れていました。自分たちが考えたプログラムが園児たちに伝わるのか心配な様子でしたが、園児たちはしっかりと話を聞いてくれて始まることができました。
 園児たちと2人組になりジャンケン列車を行いました。数回相手を変えて行うことによって、園児との距離が縮まったように感じました。距離が縮まるにつれて園児たちの勢いもどんどん増してきました。走り回る園児に振り回される生徒達でしたが、自然と笑顔になっていました。園児が安心してくれたのか、トイレに行きたいと生徒に申し出て、一緒にトイレに行く姿を見ると、触れ合いの中で園児が安心したからだと感じました。3コマのプログラムも園児と生徒が協力して良いものを作り上げていきました。プログラムも終了して、昼食を園児たちと摂りました。生徒達への課題である「自分が食べるお弁当を作ること」がありました。みんな朝早くから起きていつも作ってくれている人への感謝を感じながら、キャラ弁を作成していました。全員が課題を達成しました。
 お弁当を食べ終えた園児と生徒達は、自然と鬼ごっこが始まり体育館を元気よく走りまわっていました。園児たちが帰るころには寂しそうでしたが、園児たちに「来年もよろしくお願いします」と大きな声でお願いされ、今日一番の笑顔で答えていました。


 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会 「コミュニケーションと脳」


日時:令和元年12月16日(月)13:15〜14:15
場所:本校アクティブラーニング室
講師:大阪人間科学大学 医療心理学科 川井 久和 教授

 総合健康類型2年生は「コミュニケーションと脳」について講義を受けました。
 はじめに言語聴覚士の仕事内容について説明して頂きました。コミュニケーションをとるためには口や舌、耳などの器官が正常に働くことが大切であることを教えて頂きました。そしてその器官は脳に繋がっており、その脳がその器官を制御しているという話をして頂きました。実物の脳のモデルもお持ち頂き、大変わかりやすく説明して頂けました。脳幹による呼吸や心臓の自動制御、右脳が左側の体を動かしていることや左脳が言語機能を司っているなどの具体的な脳についての話をお聞きすることができました。「食べる」という動作についても段階があり、噛んでも固まりになりにくい食べ物や水は機能上食べるのが難しいと教えて頂きました。食べやすい


 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会 「コミュニケーション力を高める話し方」


日時:令和元年12月10日(火)13:10〜14:10
場所:本校アクティブラーニング室
講師:関西福祉大学 児童教育学科 木原 加代子 准教授

 総合健康類型2年生は「コミュニケーション力を高める話し方」について講義を受けました。
 コミュニケーション能力は医療やスポーツ関係の仕事に興味のある総合健康類型の生徒にとって欠かせないものであるというお話をして頂きました。その上で、コミュニケーションが苦手な人がやってはいけないことを5つ教えて頂きました。1.話の腰を折る、2.上の空で話を聴く、3.すぐ自分の話に持っていく、4.自分だけ一方的に話し続ける、5.終わった話を蒸し返すの5つです。コミュニケーション能力を高めるためにはまずやってはいけないことから注意していくことが近道であると説明して頂きました。また、コミュニケーション能力が高い人の特徴について一番大切なことは相手に興味を持ち、好印象を与える自然な笑顔の練習をすることであると教えて頂きました。最後にコミュニケーション能力診断テストを実施して頂きました。生徒の中にはコミュニケーション能力が思っていた以上に低いということがわかった生徒も多くいました。この講義を機会にコミュニケーション能力をさらに高めていくことを望みます。


 

行事名:神戸マラソン2019ボランティア


日時:令和元年11月17日(日)6:00〜
場所:神戸市東遊園地、神戸国際展示場
参加生徒:1,2,3年総合健康類型の者、希望者

  1,2,3年総合健康類型の生徒と希望者で神戸マラソン2019ボランティアに参加しました。事前研修の上、ボランティアに挑戦しました。このボランティアは、9グループに分かれ、その中からリーダーを選出し、リーダー中心に活動します。
活動内容は、ランナーさんの手荷物預かりと手荷物返却準備です。当日の集合時間は、リーダーが6:00、リーダー以外が6:30、手荷物預かりの開始が7:00と早朝からの活動でしたが、元気よく積極的に活動出来ました。
手荷物返却準備が完了したら、次のボランティアグループへ荷物を引き継ぎ、ボランティアを終了しました。リーダー中心に参加者全員で一生懸命取り組みました。作業終了後、「暑かった」や「重かった」などの声もありましたが、みんな良い表情をしていました。この経験を、今後の学校生活や家庭生活、それぞれの人生で生かしてほしいと思います。


 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会「幼児にとって遊びは学び」


日時:令和元年11月12日(火)13:15〜15:05
場所:本校アクティブラーニング室
講師:梅花女子大学 心理こども学部 こども学科 赤木 公子 教授

 総合健康類型2年生は「幼児にとって遊びは学び」について講義を受けました。
 はじめにお話を頂いたのは幼児に話を聞かせることが特に難しいということでした。幼児に話を聞かせるポイントはいろいろあるが、一番大切なことはシンプルなことでした。それは幼児にとって「興味のある話」をすることです。静かにさせたり、座らせたり、注意をしたりすることも大切ですが、興味のある話をすれば幼児は話を聞きます。幼児にとって興味のあることは遊びであり、遊びを通して学ばせることが大切であると教えて頂きました。講義の中で、生徒たちはグループに別れ、ペープサート(人形劇)を用いて遊びを実践しました。また、泥んこ遊びの風景写真をみて幼児の協働性の学びがどういったところに現われているかを話しました。幼児が何をしているかではなく、「どのように遊んでいるか」を注視し、それを引き出すことが大切であると学びました。幼児が遊びを通して意欲をもち、「実感してわかる」ということが幼児の学びの基礎となるということに気付くことができました。12月に園児との遊びを企画する総合健康類型の生徒にとって、非常に実のあるお話をして頂きました。


 

行事名:令和元年度兵庫県高校生等防災ジュニアリーダー・「絆」ボタンティア活動報告会


日時:令和元年11月10日(日)
場所:神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
参加生徒:中学、高校生140名

 本日は、7月に行われた防災ジュニアリーダー合宿や東日本被災地支援活動の報告、ポスターセッションで各校ごとに合宿で作成したアクションプランの進捗状況や各校の取り組みについて、他校生に説明しました。本校生徒が提案した、アクションプランは@学校・学年通信等に防災のコーナーをつくるA学校での活動報告会B防災パンフレットの作成の3つです。現段階では、@Aの実践ができており、次年度でBを作成する予定です。その他にも、東日本被災地支援活動や地域合同避難訓練、歳末一斉募金に取り組んでいます。
 本日のポスターセッションでは、3つのグループに分かれ3セッション行うため、他校の話も沢山聞くことができました。質問なども積極的に出ており、とても活発な活動ができました。また、ワークショップの「ジュニアリーダー防災宣言」作成では、グループで防災に対して大切にしたい意識や、今後継承していくために自分たちが何をすべきか等を、意見交換しました。

 本日、学んだことやポスターセッションの経験を踏まえ、1月に行われるメモリアル行事やポスターセッション に向け、さらなるレベルアップを目指しましょう。また、防災ジュニアリーダーとして、学校、家族、地域の中で率先して行動してくれることを期待しています。

 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会「スポーツ現場での栄養指導」


日時:令和元年10月29日(火)13:15〜15:05
場所:本校アクティブラーニング室
講師:神戸女子大学 健康福祉学部 健康スポーツ栄養学科 坂元美子 准教授

 総合健康類型2年生はスポーツ現場での栄養指導について講習を受けました。
 最初にスポーツ選手に求められる6つの力(筋力、瞬発力、判断力、免疫力、集中力、持久力)についてお話して頂きました。その力をつけるためには5大栄養素 (糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル)のバランスが大切ということを教えて頂きました。具体的にはエネルギー源となるタンパク質:脂質:炭水化物の理想的な量の割合は15:25:60であり、エネルギー源をエネルギーに換えるためにビタミンやミネラルを必要とするということを教わりました。また、ハイパワー(筋力)、ミドルパワー(筋持久力)、ローパワー(持久力)でそれぞれ使われるエネルギー源が違うことについても教えて頂きました。自分の行うスポーツがどの力をよく使うかによって摂取すべき栄養素が変わってくるというのは非常に奥深い話でした。さらにはグリコーゲンローディングについても教えて頂きました。試合前の食事のとり方によって試合でのパフォーマンスが変わるということがわかり、食事の大切さを痛感しました。今回のお話は運動部や学校外でスポーツを行っている生徒が多い総合健康類型の生徒にとって非常に実のあるお話しでした。

 本日、学んだことやポスターセッションの経験を踏まえ、1月に行われるメモリアル行事やポスターセッション に向け、さらなるレベルアップを目指しましょう。また、防災ジュニアリーダーとして、学校、家族、地域の中で率先して行動してくれることを期待しています。

 

行事名:健康総合T「看護の仕事について」


日時:令和元年10月11日(金)5,6時間目
場所:本校アクティブラーニング室
講師:宝塚市立病院 副委員長 看護部長 野田 洋子 氏

 講師自身の看護師のキャリアの話や、働くことの難しさなどリアルな話をたくさんしていただいて、看護師の仕事をイメージしやすい内容でした。看護師の仕事でもどの科に所属するか、手術室・小児科・救急等の所属先があることを説明して頂きました。看護師は介護者の異変に一番先に気づくことができ、その時々の問題を解決できるように物事を見ることが大切で、どのように支援するかを常に考えているとのことでした。しかし、良かれと思い支援したことが、介護者にしてみればその支援が押し付けになることもあるそうです。例えば、在宅介護の場合に知らない人が自宅に入ることだけでもストレスになることもあるなど、介護者に寄り添いコミュニケーションをとることが、仕事をする上でとても大切であると教えて頂きました。講義の中で、独り立ちまでの6つの壁の説明がありました。「自己信頼の壁」、「行動規範の壁」、「不安対応の壁」、「自己信頼の壁」、「後輩育成の壁」、「上下関係の壁」、この説明を聞きながら、現在の自分たちの部活動にも当てはまることがたくさんあり、集中して聞いていました。

 本日、学んだことやポスターセッションの経験を踏まえ、1月に行われるメモリアル行事やポスターセッション に向け、さらなるレベルアップを目指しましょう。また、防災ジュニアリーダーとして、学校、家族、地域の中で率先して行動してくれることを期待しています。

 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会 「ジェット風船がプロスポーツビジネスにとって重要なワケ」


日時:令和元年10月11日(火)13:15〜15:05
場所:本校アクティブラーニング室
講師:大阪成蹊大学 大崎哲也 准教授

 総合健康類型2年生24名はスポーツビジネスについて講習を頂きました。
最初の1時間は「なぜ阪神タイガースは甲子園球場でジェット風船を飛ばすのか?」ということについて説明して頂きました。最初になぜ阪神タイガースとジェット風船の話なのと疑問に思いましたが、最後にはスポーツビジネスと関係がある話で生徒たちが興味をもって聞いていました。
2時間目はプロバスケットボールBリーグ・バンビシャス奈良を例にどう集客を集めるかというお話しでした。こちらもテーマとして興味深く、生徒も必死になって考えておりました。バンビシャス奈良と聞いてもほぼ全 員知らないチームでしたが、試合前から試合までのスタジアムの様子の動画等も見せて頂き、考えやすい導入を頂きました。最初のグループワークでたくさんの意見が出ましたが、「本当にそれでお金を払う?」と講師の先生に聞かれると生徒も考えが甘かったことに気づいている様子で考え直していました。最後にスポーツビジネスを成功させるには「4つのP(商品、値段、広告、場所)+差別化」が重要であるというお話をして頂きました。スポーツビジネスは難しいけどおもしろい。そんなふうに思える講義でした。
合健康類型2年生15名は「宝塚市立スポーツセンター」で校外講習を行いました。


 

行事名:健康総合T 校外実習「校外実習 まどか園」


日時:令和元年10月4日(金)5,6時間目
場所:特別養護老人ホーム宝塚まどか園
講師:施設長 出水 賢也 氏

 今回は午後から校外実習に総合健康類型2年生14名が特別養護老人ホーム宝塚まどか園に行ってきました。 施設長の出水さんに「福祉の仕事について」を講義していただきました。仕事とは何か。どの仕事でも誰かの役に立って、報酬をもらうこと。他県で実際にあった事例をもとに具体的に説明をして頂き、「福祉の仕事は、生きるか死ぬかという人を、助ける仕事です。」との言葉に生徒の表情が引き締まりました。その後、食事介助について実習をしながら説明していただきました。下記の写真は水分介助の様子です。中にはうまくいかず、横からこぼれてしまう場面もありました。要介護者の方が飲みやすくするために、紙コップを折り曲げて飲みやすくする工夫をする生徒もいました。入居者と職員との関係をみていると、互いに寄り添った感じがして、先ほどの講義での現場の厳しさを忘れるぐらい楽しそうな職場の雰囲気を感じました。その他に、子ども食堂や地域の方と触れ合うイベントを行っている事を聞き、興味を持ちました。  実際に現場に行くことができ、仕事とは何か、介護とはどういったこと等を考える良い機会になったと感じる校外実習でした。


 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会「宝塚市立スポーツセンター」


日時:令和元年10月4日(金)14:00〜15:40
場所:宝塚市立スポーツセンター
講師:宝塚市立スポーツセンター 職員

 合健康類型2年生15名は「宝塚市立スポーツセンター」で校外講習を行いました。
宝塚市立スポーツセンターの仕事内容の説明、施設の案内をして頂きました。業務内容として施設の貸出し、教室開催事業(自主事業)、収益事業(自販・キャップ・ボール販売等)の3つの大きな柱について説明して頂きました。施設の貸出しについても毎年修繕があり、施設をきれいに保つ工夫をされていました。教室開催事業については講師の調整や集約に苦労されており、パンフレットを工夫し、宣伝されていました。バスケットボールのBリーグや大相撲の大会にも利用されているなどのお話を頂きました。施設の管理に限界があり、外部機関に委託している施設もあるなど、詳しく説明を頂きました。説明の中で、一番驚いたのは5年に1度指定管理制度により、管理業者が見直されるということです。計画的に予算を立てることの大切さを訴えておられました。
説明頂いた方は宝塚東高校の10回生だとお聞きして、生徒も親近感がわく状況で丁寧に説明頂いているのが印象的でした。普段入らせてもらえない施設の裏口なども見せて頂き、生徒も興味をもって見学していました。 
   今回の説明で利用者側の目線から運営側の目線で施設をみることができ、生徒にとってもスポーツを支えるといったことがどれだけ大変かを学ぶことができたのではないかと思います。


 

健康総合T「パラダイムシフトで自己コントロール感を高め自主的に生きる」

 日時:令和元年9月17日(火)5,6時間目
 場所:本校アクティブラーニング室(講義)
 講師:流通科学大学 人間社会学部 心理コース 教授 西尾 範博 氏

 日々の高校生活を充実させ夢や目標を実現させる秘訣について、具体的に講義をして頂いた。日々の生活の中でコントロール可能なこと、コントロール不可のことを見極め、コントロールできることに時間とエネルギーを集中することが重要である。例えば「雨をやませる」ことはできなくとも「雨の日を楽しむようにする」ことはできる。となるように考え方を指導して頂いた。マインドにポジティブ・ウォーターを注ぎ込み、ネガティブサイクルからポジティブサイクルにする。そうすると周囲の人間もポジティブなマインドを持った人が集まり目標に近づけるようになる。この話に生徒たちも、うなづいていた。「自分の言葉や見方を変えると、世の中の見え方も変わり、同じ出来事でも受け止め方が変わる。受け止め方が変われば、行動が変える。行動が変われば、結果も変わる。」進路のことも考え始めている生徒たちにとって、ポジティブマインドで目標を達成してもらいたいです。


 

行事名:1学年 総合健康類型 講習会「チームビルディング」


日時:令和元年7月18日(金)13:00〜14:00
場所:本校アクティブラーニング室
講師:大阪人間科学大学 村上 雅彦 准教授

 特別編成授業期間に入り、総合健康類型1年生37名は「チームビルディング」講習を受講しました。
「チームとは何か」、「チーム作りはどうやっていくのか」、について講義と実技を通してわかりやすく楽しく説明してくださいました。はじめの講義ではチームとは何かについてお話頂き、チームというものを定義することでチームを改めて捉えなおす機会となりました。その後の実技はグーパーでの脳トレやあと出しジャンケン、しゃべらずに誕生日順に整列するなど、レクリエーションを中心に進みました。その中で大事にしていたことは「心をひとつに」ということでした。話したことがない生徒同志も共通の目標やテーマをもつことでひとつになり、この時間だけでチームになっていくことを感じました。


 

健康総合U「保育体験」

 日時:令和元年7月16日(火)1〜4時間目
 場所:本校体育館
 

 わかばの森保育園より保育士さんと園児のみなさんに来校していただき、半日保育体験をさせていただきました。この日のために何をして遊ぶのか計画を立てて準備をしてきました。まずはバレーボールを使って2人組でボール運びを行い、アイスブレイク。初めて顔を合わせる高校生に少々緊張気味だった園児もいましたが、時間が経つにつれて笑顔が増えていきました。その後は爆弾ゲームや的当て、しっぽ取りを行い、終始、園児の底なしの体力に圧倒される生徒たちでした。生徒たちからも保育士の仕事は体力勝負で大変だという声が多数挙がりました。また、この日は体育館も暑く熱中症予防にも気を配る必要があり、走り回る園児を見て1人ひとりの健康状態を観察し、声かけをすることの大切さを保育士さんから教えていただきました。
そして、活動を通して園児とかかわることの難しさや楽しさを生徒たちはひしひしと感じたようでした。将来、保育士を目指している生徒も「保育士になりたいとの気持ちがさらに高まり、受験勉強に励む!」と意気込んでいました。

 

1学年 総合健康類型 アサーティブ・コミュニケーション講習会「アサーティブ」「傾聴」

 日時:令和元年7月11日(木)12日(金)13:00〜14:00
 場所:令和元年7月11日(木)12日(金)13:00〜14:00
 講師:流通科学大学 人間社会学部 心理コース 西尾 範博 教授

 特別編成授業期間に入り、総合健康類型は2日間にわたって「アサーティブ」「傾聴」講習を受講しました。
 自己表現の3つのタイプについて説明を頂きました。「A.ノン・アサーティブ(非主張)型」、「B.アグレッシブ(攻撃)型」、「C.アサーティブ(非攻撃的自己主張)型」があり、アサーティブ型の表現ができるようになろうとお話し頂きました。「アサーティブ」とは自分の思いはきちんと伝えながらも相手の思いも大切にする相互尊重の考え方で、お互いが「HAPPY−HAPPY」になる関係を築くコミュニケーションであると説明して頂きました。生徒達もはじめは「アサーティブってなんだろう?」と疑問を抱いていましたが、具体例も説明して頂きながらわかりやすく楽しく説明してくださり、アサーティブを理解し、本当に大切なコミュニケーションのあり方を学べたと感じました。

 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会「レクリエーションの学び?楽しさをとおしたこころ元気づくり?」


日時:令和元年6月21日13:15〜15:05
場所:本校アクティブラーニング室
講師:大阪電気通信大学 健康スポーツ科学科 特任教授 中井  聖

 総合健康類型2年生はレクリエーションの講義を受講しました。
グーパー体操、リズム体操、輪になってキャッチなど様々なレクリエーションを体験しました。グーパーなどの単純な脳と体のトレーニングから2人でリズム合わせ、最後は男女関わらず全員で行うものと個人から全体という流れで進めていました。生徒たちが終始楽しそうでした。2年生になり3カ月という中で日頃コミュニケーションがとれていないメンバーとも連携しながら心がひとつになっていくことを感じました。レクリエーションは人と人とのコミュニケーションに有効で、互いの距離を縮めてくれる大変すばらしいものということを身をもって学べたのではないでしょうか。
最後のふりかえりで、レクリエーションは高齢化社会や健康思考の高まる現代社会において非常に需要の高いものであることを学びました。健康スポーツや生涯スポーツの分野で活躍したいと思っている生徒は大変有意義な機会になりました。


 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会「障害と障害者のとらえかた」


日時:令和元年6月4日13:15〜15:05
場所:AL室
講師:大阪電気通信大学 理学療法学科 小田 邦彦教授

 総合健康類型2年生は障害と障害のとらえかたを学びました。障害者のイメージについて質問され、身体的にマイナスのイメージが多いが障がいなど漢字や呼び方を変えてみればまたとらえかたが変わるのではないかというお話をして頂きました。「害」ということばからわれわれはマイナスイメージをもっていたところもあるのではないかと感じました。
 また、専門知識としての「障害」を説明されているときに理学療法の観点から座る⇒立つ動作の説明の仕方が大変印象的でした。座っている生徒の頭を指一本で立てなくしたり、頭をもって前後に動かすだけで立つ⇒座る⇒立つを誘導していました。力をそれほど加えなくても動作を理解すれば動きを簡単にサポートできることがわかりました。その動作からみると障害といっても何かの機能が正常に働いていなかったり、低下していたりするだけというとらえ方もできました。障害を持つ方のサポートをどうしてあげるかで障害がなくなるのではないかと感じました。最後に社会全体のサポートとしてバリアフリー、ユニバーサルデザインの考え方も説明して頂き、「共生、共感、共存」とは?というテーマでディスカッションを行いました。障害者について視点を変えて詳しく知ることで生徒の障害者へのイメージに変化があったと感じました。


 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会「関節法」


日時:令和元年5月31日13:15〜15:05
場所:本校アクティブラーニング室
講師:宝塚医療大学 小原 教孝 統括長

  総合健康類型2年生が関節法を学びました。最初に「良い姿勢」についてお話頂きました。耳⇒肩⇒股関節⇒足関節が一直線にあるかどうかが基準となると説明して頂き、自分の姿勢について確認しました。この姿勢を改善することがパフォーマンス向上に大切であるとお話頂きました。その改善の為には運動が必要であり、股関節の動きや肩関節の動きなど説明して頂きました。外旋や内旋など聞き慣れない言葉もあり、理解が難しいところもありましたが、その関節の動きやゆるめ方などを教えて頂き、体感して覚えることが出来ました。実践内容として印象に残ったことは足のハムストリングのゆるめ方です。前屈をした後、仰向けに寝た状態で先生が足を少し引っ張るだけで前屈がより深くできるといった実践を頂きました。簡単な方法で筋肉や関節がゆるむことを学べました。複雑な体の構造を実践形式でわかりやすく説明して頂いたことで生徒たちも明日から使える技術を身につけることができました。


 

行事名:2学年 総合健康類型 講習会「救急法」


日時:令和元年5月23日13:30〜16:00
場所:本校柔道場
講師:宝塚消防局 職員

  総合健康類型1・2年生36名は救急法を学びました。のどにあめなどが詰まった時に対応する背部叩打法及び胸部突き上げ法、ハイムリック法を実践形式で教えて頂きました。人形を使って生徒も実践しましたが、想像以上に力強くしないとあめが出ない事に驚いていました。
次にAEDと人工呼吸、胸骨圧迫を実践して頂きました。心肺停止状態の人を発見した時に救急車が到着する数分間の間にAEDと人工呼吸をするかどうかで人命に関わるとおっしゃっていました。実際に確認する手順や方法を詳しく説明して頂いたことで生徒も理解が深まりました。
最後に実践形式でグループになって数分間、心肺蘇生、AEDを続けるということを行いました。想像以上に長く感じた生徒が多く、人の命を救うことの大変さを実感していました。この経験があるかないかで、いざ現場で倒れた人を見かけたときの対応が変わると感じました。


 

健康総合U「楽しく学ぼう!防災を『大災害から命を守るために』」

 日時:令和元年5月30日(木)5,6時間目
 場所:本校図書室(講義)
 講師:神戸学院大学現代社会学部社会防災学科教授  安富 信 氏

 防災・減災について講義をしていただきました。近年、日本列島を通過する台風が増えており台風に伴う暴風や大雨による災害が増加していることや、近い将来に南海トラフ巨大地震が発生することが予測されていることは生徒も知っていました。しかし、実際に災害時に取るべき行動や災害発生時のために何を準備・確認しておくべきかということは知っている者も少なく、詳しく教えていただきました。
生徒のなかでも災害時に備えて家庭でしっかり避難場所や防災グッズの置き場所などを話し合っているという者も数名いましたが、全く話し合っておらず知らないという者も多数おり、防災・減災に関する意識の低さを実感していました。

 

健康総合T「他人の気持ちを理解する心のはたらき」

 日時:令和元年5月23日(火)5,6時間目
 場場所:本校アクティブラーニング室(講義、実技指導)
 講師:甲子園大学 心理学部 吉田 千里 氏

 他人を理解するための情報収集の仕方や、考え方、脳のはたらきについて、講義やグループワークを通して学びました。
 グループワークでは、1枚の写真Aを見て、@「この人は何をしていますか」A「それをどのようにしていますか」B「なぜそれをしていますか」これら、3つの問いについて個人で考えた後、グループワークを実施しました。どのグループも活発な意見交換が行われました。



 今回の講義でさらに理学療法士という職業に興味をもったり、カラダの仕組みそのものに興味をもつ良い機会になったと思います。また、自身の体幹の左右差を知ったりトレーニング方法を学んだりしたので部活動等でのトレーニングに活かしていきたいです。
 

2学年 総合健康類型 講習会「テーピング法」

 日時:令和元年5月10日(金)13:15〜15:05
 場所:柔道場
 講師:大阪ハイテクノロジー専門学校 スポーツ科学科 井上 佳子氏

 総合健康類型2年生は「テーピング法」について講習を受けました。
 はじめに座学としてテーピングの効果について説明して頂きました。テーピングを巻いて効果がある時間がとても短いことに驚いている生徒が多くいました。怪我の中でも最もテーピングを使用する頻度の高い足首の捻挫のテーピング法について今回は説明して頂きました。足首の関節構造やしくみの説明をして頂き、外くるぶし前の足首の靭帯の捻挫(内反捻挫)が最も多いことを理解しました。実際に生徒の足首を使い、巻き方を実践して頂き、その後生徒もチャレンジしました。テーピングはあくまで関節の動きを制限し、ストレスを軽減させるためのものであり、ガチガチに固定することではないことを注意してくださいました。アンダーラップの巻き方やフィギアエイト、ヒールロックといった特殊な巻き方などもわかりやすく説明して頂き、講習の終わりには非常に上手く巻ける生徒もいました。部活動や日頃の運動で活かせると喜んでいました。

 

健康総合U「理学療法士の仕事について」「ケガ予防」

 日時:令和元年5月9日(木)5,6時間目
 場場所:本校アクティブラーニング室(講義、実技指導)
 講師:履正社医療スポーツ専門学校講師  木下 拓真 氏br>

 理学療法士になるとケガや病気でカラダが「動かせなくなった」「動かしにくくなった」人たちの助け(力)になることができ、そのために実際どのような仕事をしているかを講義していただきました。また、理学療法士の資格を取得するためにはどのような勉強をするのかということも教えていただき、興味をもった者も多くいました。
そして「ケガ予防」についての講義では、体を動かす際に動きの軸となる体幹が緩み、安定していない場合にケガにつながることが多いという話を伺いました。そのためケガを予防するためには体幹を鍛えることが大切だということを学びました。



 今回の講義でさらに理学療法士という職業に興味をもったり、カラダの仕組みそのものに興味をもつ良い機会になったと思います。また、自身の体幹の左右差を知ったりトレーニング方法を学んだりしたので部活動等でのトレーニングに活かしていきたいです。
 

健康総合T「ティーチング・コーチング」

 日時:平成31年4月23日(火)5,6時間目
 場所:本校アクティブラーニング室(講義)
 講師:履正社医療スポーツ専門学校講師  岡本 憲明 氏

 ティーチングとは知識、技術、経験などを相手に伝える。いわば一方通行のコミュニケーションである。従ってそればかりで育った選手たちは、基礎知識は高いが指導者以上には育たない。模範解答ばかりをすぐに欲しがる傾向が強い。
コーチングとは相手自身から様々な考え方や行動の選択肢を引き出すこと。そして、自らがチャレンジする人に成長する人材育成である。いわば双方向のコミュニケーションである。生徒たちはティーチングとコーチングの違いになるほどといった感じで、自分が所属する部活動や、校外活動の中の指導を思い出していた様子である。ティーチング・コーチング双方にメリットがあり、指導のポイントとしては、「目的」「目標」「方法」を具体化すること。また、「傾聴」「質問」「承認」することで、選手自身がなりたいと思う自分に近づけるようにサポートする存在だと教えていただきました。



 今回の講義では、2年生という立場で傾聴でき、後輩たちへの指導も含めリーダーとなるために必要なスキルを学べた良い機会となりました。
 

健康総合U 「姿勢は人を劇的に変える」

 日時:平成31年4月22日(月)5,6時間目
 場所:本校柔道場(講義、実技指導)
 講師:履正社医療スポーツ専門学校講師  椙棟 大輔 氏

 正しい姿勢を身につけるために、まず人間の骨や関節、筋肉の構造について講義をしていただきました。そして理想的な姿勢と注意すべき姿勢や習慣、対策を教えていただきました。その中で特に『腹筋が大事』ということを学びました。腹横筋などのインナーマッスルが鍛えられていないと長時間正しい姿勢を維持することは難しく、姿勢が崩れ、腰への負担が大きくなり腰痛を発症することが多いという話を伺いました。
そこでインナーマッスルを鍛える方法として、腹式呼吸(深呼吸)トレーニングを指導していただき、体験しました。『5秒間かけて鼻から息を吸い、10秒間かけて口から息を吐く』という簡単に思える動作ですが、ぐっとお腹を引き締めた状態で行うととてもしんどく、何回もできるものではありませんでした。
 また、ストレッチについても@筋肉が温かい状態で行う A反動をつけない B強い痛み感じない程度で30〜45秒行う C呼吸を止めない Dストレッチする部位を意識するといった5つのポイントを教えていただきました。

今回の講義で人間の関節や筋肉の構造を学ぶことで仕組みを理解し、自分の身体と向き合うことで正しい姿勢を身につけ、基本姿勢を見直す良い機会になったと思います。

行事報告