学校長 宮本 純也
兵庫県立但馬農業高等学校のホームページにようこそ。

本校は、八鹿農蚕学校、八鹿高校農業学科、豊岡農業高校の伝統を継承し、昭和51年に八鹿高校トガ山農場に開設されました。校訓の「汗をいとわず 命を尊び 日々高きを志す」は、「額に汗して働くことの爽やかさを知る人、命あるものへの深い思いやりを持つ人、よりすぐれたものを追い求め続ける人」の育成を教育理念としています。地元では但農(たんのう)の愛称で呼ばれており、平成304月に、「農業科」「畜産科」「生活科」の三科が、「みのりと食科」「総合畜産科」の二科に学科改編をおこないました。自ら体を動かし草花や家畜を育てる学びは、「育むよろこび」や「命の尊さ」を体験しながら「生きる力」を身に付けます。

所在地である養父市は農業特区(国家戦略特区)であり、異業種の企業が多様な農業に関連する事業を始めました。そのような状況のなかで、高齢化により放置された土地を借り受け、手広く農業経営をしたり、養鶏、養豚でブランド化を目指したり、但馬牛の育成に取組む卒業生もいます。昔は「農業」のイメージといえば、「しんどい」とか「ちから仕事」という男性的なものでしたが、平成25に農林水産省が「農業女子プロジェクト」をスタートさせ、「農業女子」とか「農ガール」という言葉が生まれ、社会のイメージが変わりつつあります。かつて女性が就農するには農家に嫁ぐことが一般的でしたが、今は1人で農家を始める女子もいます。農業女子プロジェクトは、知恵を出し合い、女子がもっと農業をしやすくすることを目標にしています。

このような社会の潮流に乗じて、このホームページは、生徒の未来実現に向けた挑戦の記録です。今後とも、皆様に明るさと元気をお届けできるよう、広報活動の充実に努めて参ります

保護者や地域の方々におかれましては、社会全体で未来を担う若者を育成する観点から、本校の取組みへの一層のご理解とともに、今後とも厳しい眼差しと暖かなご支援を賜りますようお願い申し上げます。