かれい

2003_0603_170922-メイタガレイ (15) - コピー.jpg
特徴

 かれいは種類が豊富ほうふ で、まがれい・まこがれい・めいたがれい・ささかれい・あかしたがれいなど全世界で約600種あるといわれています。日本近海だけでも約120種のかれいが生息しているといわれています。

 かれいは種類が多いため、1年を通して食べることができます。しかし、ぎょかくされる地域の多さ、海外からの入量の多さから、しゅんを明かくにできない魚の1つです。

 国内では、北海道、島根県、兵庫県の順に多く水げされています。近年では、北洋でれるからすかれいやしゅむしゅかれい(あさはかれい)、オヒョウなどが入され、切り身やフィレになって流通しています。

 
地域との関係

 日本海側では、えてがれい・みずがれい・ささかれいなどがよくれ、内海ないかい沿岸えんがんではまがれい・まこがれい・めいたがれいなどがよくれます。

 播磨灘はりまなだでよくれるまこがれいは、卵を産む前の5月から8月ぐらいに栄養分が多く、味もおいしいといわれています。

 小型底あみ漁で水深100~500メートルの海底にいるかれいをっています。漁かく物の仕分けなど船上作業が多く、必要とする乗組員の数は多いです。

 
生産者の工夫、ねがいや思い

 かれいは寿じゅみょう長くながく成長せいちょうおそいため、養殖ようしょくにはてきしていません。そのため養殖はされていませんが、親魚からたまご採取さいしゅして孵化ふかさせ、稚魚ちぎょに育てて放流する試みがなされています。高砂市たかさごしでは、毎年放流が行われています。

 
学びのひろがり

 種類の多さや漁場の多さなどから、日本のみならず世界の漁業についても考えることができます。また、「左ひらめ、右かれい」といわれる見分け方など昔からの伝承でんしょうについて興味きょうみをもたせることができます。さらに、かれいひらめさわらあじなど魚へんの漢字集めなどにも広げることができます。

 
給食にも登場!

かれいのからあげ・・からあげにするとパリパリして、背骨(せぼね)以外は骨(ほね)も食べられます。

◆材料(4人分)

まがれい 4切れ
小さじ1/2
かたくり粉 大さじ1
あげ油  

◆調理手順
①かれいに塩をしておく。
②かたくり粉をまぶし、油で揚げる。

栄養士
 
給食一口メモ

 かれいはコラーゲンやビタミンB2を豊富ほうふふくんでいます。

 白身魚で身がやわらかく、脂肪しぼう分も少ないため、乳幼児にゅうようじからお年寄としよりまで広く食べられています。縄文じょうもん時代の貝塚かいづかからほねが発見されているほど、古くから日本人の食生活に欠かせない食材のひとつです。