日々新又日新

学校長 清水 温幸

 今年も元気に新しい年を迎えることができたことを感謝したいと思います。
 時の流れに節目をつけ、その節目、節目に自分を振り返り、よりよく自分を生かしていくということは、人間だけが成しうることです。
 みなさんは、今年をどんな一年にしようと思っていますか。

 You’re always free to change your mind and choose ・・・

 『イリュージョン』の解説の中で、村上 龍はリチャード・バックの次のような言葉を紹介しています。

  「人間が本当に愛するものを見つけるのはとても大変なことで、それがすべて、
  要するに人生の中心だと思うね。
  一生かかっても、ついにそれが見つからない人も多いと思うんだよ。
  だけど、ドアが閉まっていても、いつかは絶対に自分の好きなものが見つけられ
  ると、そういうふうに導かれているんだと信じることだね。
  だいたいは、どこもかしこも閉まっていると、絶望的になっちゃうんだよ。だけど、
  あっちこっち叩いているうちに、どこかのドアがポンと開くと思うんだね。
  その開いたドアが、自分のいちばん求めている、愛するものへの道だと、とりあ
  えず信じるんだよ。そこへ入る、またドアが閉まっている。必死になって叩くと、
  またひとつだけドアが開く。
  そういうところをひとつずつ通過しているうちに、いつか、ものすごい光が自分
  の中に出てくるはずなんだよ。」

 校庭の木々も冬の寒さの中で、新しい芽吹きの準備をしています。
 卯年にちなんで、Hop! Step! Jump! ピョンピョンピョン一足跳びというわけにはいきませんが、青雲高校もより一層の飛躍の年になるよう、新たな一歩、確かな一歩を刻んで行きたいと思っています。
 保護者の皆様におかれましては、本校の教育方針に深いご理解を賜り、ご支援とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
                               平成23年1月5日