いつまで続く暑い夏

学 校 長 清水 温幸

 夏休みが終わり、学校生活が再始動。多くの学校で、体育大会に向けての練習も始まり、熱中症で倒れる生徒の報道も聞かれます。いつまでも酷暑が続く中、クーラーの利いた快適な部屋での生活から学校生活への変化に体がついていかないのでしょうか。
 私の家で飼っているウサギに庭の雑草を食べてもらおうと外に出していました。夕方、家の中に入れようとしたところ、ぐたーっとのびていました。多分、熱中症。その後、復活しましたが、危ないところでした。ゴメンなさい。

 この夏、長田高校普通教室の空調設備工事が終わり、9月から運転開始となりました。青雲高校生も9月5日(日)からの前期試験がこの快適な環境のもとで始まりました。きっと、試験結果も良いものと期待しています。
 試験がおこなわれている教室の様子を見に行くと、どの教室も窓、ドアは閉じられ、シーン。校舎内を一回りしてきた私は汗びっしょり。

 熱闘甲子園。兵庫県代表の報徳学園高校が大活躍してくれました。あの特別に暑い球場でプレイできる元気はどこからくるのでしょうか。驚嘆するばかりです。
 本校生も全国高等学校定時制通信制卓球大会で男子団体戦第3位、男子個人戦で松原和也くんがベスト16位、女子個人戦で野口麻衣さんが準優勝と大活躍。また、全国高等学校総合文化祭囲碁部団体戦で兵庫県チームの一員として湯浅文貴くんが準優勝に大きく貢献してくれました。

 先日、リニューアルされた公民館の図書館で「NHKスペシャル戦後50年・そのとき日本は」という本を読む機会を得ました。――日本にとってこの50年は、ゼロから経済大国へとばく進する歳月であった。戦後の時代の大きな節目で、私たちは何と格闘し、何を犠牲にし、どのような選択を行ってきたのか。次の100年も同じような歩みを続けるのか、また続けてよいのか。――
 私は戦後しばらくして生まれ、激動といわれる昭和を生きてきた一人です。しかし、その歴史の本筋のところは何もわかっていませんでした。
 NHK大河ドラマの「龍馬伝」もいよいよ佳境に入り、江戸幕府の終焉、新しい日本へ変わろうとするところですね。
 過去の歴史から学ぶことも多く、21世紀の日本に向けたメッセージを読みとりたいものです。

                                                  平成22年9月12日