着任のごあいさつ

校長 富樫 暁宏

 桜の花も盛りのときを過ぎ、暖冬だったとはいえようやく春めいた暖かい風にその花びらを盛んに散らすときがやってきました。この4月より青雲高等学校に第17代校長として着任いたしました富樫でございます。高橋前校長に況してなお一層のご支援ご協力を賜ることをお願い申し上げます。

 さて、去る4月2日に満開の桜の花のもと、入学式ならびに転編入式を挙行いたしました。新たに新入生419名、転編入生274名の新しい仲間を迎えることができましたことは誠に慶びにたえません。合わせて693名を加えたことにより在籍生徒数も1,700名を越え、公立の通信制高等学校としては、兵庫県はもとより、近畿さらに全国的にも誇るものがあります。
 この青雲高校も今年で創立42年目を迎え、時代の変化に適応した新しい学校の創造を目指した改革に取り組んでいるところです。時代に適応したIT機器を活用した学習活動の実施を目指し、ICTを活用した汎用型のコンテンツの作成にも取り組くみ、e―ラーニングへの第一歩を踏み出しているところです。

 少子高齢化が進行する現代社会において、さらに団塊の世代が大量に退職するという時代を迎え、生涯学び続ける機会を提供するという意味合いからも通信制高校はまた、新たな存在意義を与えられるものと信じております。この視点からも、教育内容、教育方法のなお一層の工夫・改善が要求されて、基本を大切にし、さらに時代にマッチした通信高校に常に変身していく努力が必要でないかと考えております。
 今後とも青雲高等学校に対するご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。 (2007.3)