平成18年秋の遠足

映画村と秋の嵐山散策

 平成十八年十月九日。恒例の秋の遠足が行われました。今年は参加者が予想以上に多く、五十名近くの生徒が参加しました。引率の教師を含めると五十五名となり、バスも補助席を使わなければならないほどの盛況振りでした。 当日は午前九時に湊川神社前に集合。天候に恵まれ、雲ひとつない快晴でした。団長の挨拶とともにバス旅行が始まりました。バスの旅は渋滞に巻き込まれず、ほぼノンストップに近い形で京都に着きました。

 今回のバス旅行のメインは二つありました。一つは太秦の映画村 見学。もう一つは秋の嵐山散策でした。十一時には映画村に着き村内を見学した後、レストランで昼食をとりました。運のいいことにアトラクションが昼過ぎから行われていて、斬られ役?いや映画ラスト・サムライで有名な福本清三さんが寸劇を公開していました。堂々とした立ち回りに、本物はやはり違うなとみんな感嘆の声をあげていました。

 昼食を食べ終えてからは一時間程度の村内見学。有料のお化け屋敷に足を伸ばす生徒たちもいました。午後一時、後ろ髪を引かれる思いで、映画村を後にし、嵐山に向かいました。三連休の最終日と重なり、さすがに嵐山は観光客でごった返していました。日本観光バスのガイドさんは非常にベテランの方で適時、観光名所や京都にまつわるエピソードを紹介してくれました。特に、京都は景観に気を使っており街角の看板が他の都市とのそれとは色が違うことを教えてくれました。確かに、マクドナルドやエネオスの看板の色は京都らしく渋い色になっていました。ガイドさんの楽しい話にみんなげらげら笑って退屈しない様子でした。

 渡月橋を渡り、小倉山をバックに記念写真を撮った後、各学年で、三々五々にグループ散策をしました。天竜寺や竹林まで足を伸ばした生徒もいました。三時にバスに集合し、帰路につきました。帰りも渋滞に遭わずに予定時間より早く帰ってこられました。生徒のみんなはお互いの親睦を深め、両手いっぱいの土産を持って湊川神社前で解散しました。怪我やアクシデントもなく無事に帰ってこられたことでほっとしました。大変有意義な秋の遠足であったと思われました。

神戸の空もすっかり秋空でした