「後期を迎えて」

兵庫県立青雲高等学校校長 高橋 一男

 暑い夏も過ぎ、肌で秋を感じる季節になりました。
 生徒の皆さんは、9月に前期テスト・変更テスト・再テストと大いにテスト勉強をされたことと思います。
 そのことは、大いに努力した人には、それだけの結果が残りますし、適当に手抜きをした人には残念ながら良い結果を手にすることは出来なかったと思います。
 日頃からの努力、それはスクーリング、レポート作成に真剣に取組んだ人には、その努力は報われるものです。
 勉強と同じ様に言われるもう一方に運動(スポーツ)があります。どのような運動種目も、勉強と同じ様に取組む姿勢を問われます。内容が大切なことです。

 プロ野球は早春にキャンプを実施し、1年間の体力や技術の習得に励みます。冬の風物詩と有名な駅伝競走は、暑い夏場に走り込むことによって力をたくわえます。 陸上競技の記録は、結果として、直ぐには出ませんが、その結果は冬の季節に自己記録として大いに結果に現れます。学習することも運動することも、直ぐに結果に つながらないかもしれないが、自己の力を十分に発揮するには、普段から努力する内容が求められているのです。
生徒の皆さん、前期の失敗を忘れ、後期には手抜きをせずたゆまぬ努力をして下さい。

 特に3〜4年次生の卒業に向けて単位修得に励んでおられる皆さん、「卒業」という大きな目標に向かってがんばられることを期待しています。(2006.10)