「6月に入って」

兵庫県立青雲高等学校校長 高橋 一男

 6月の声を聞きますと、「ああ初夏だな」「いやな梅雨の時期」等々と頭に浮んできます。
 生徒の皆さんは、この6月にどの様なことを思うのでしょうか。健康診断も終り、春の交流会も無事に終えました。今、スクーリング・レポート提出に励んでおられるところかと思います。

 私は、校長室に一人居ることが多いです。以前、部活動顧問をしている時は、「6月と聞く」といよいよ県大会が始まるなと、大会に向けて、自然と気持ちが高ぶってきたことを思い出します。
 私は、専門種目が陸上競技でしたので、走・跳・投の各種目を指導してきました。全国大会出場までに、県大会・近畿大会で6位に入賞しなければ出場権は得られません。当時の陸上競技部員は全国大会出場を目標に、苦しい練習を一年間続けていました。その様な中で、ケガをしたり、各地区予選で敗退して、一年間の努力を棒にふってしまう選手も数多く見てきました。私は、彼等の敗けた顔を見ていますと、来年必ず「全国大会に出場させるぞ」と強く思ったものです。

 定通制生徒も、全国高等学校定通制体育大会の予選が行われます。この予選に勝利した者だけが、全国大会へ出場出来る権利を得ます。本校運動部も出場権を目指して心を一つにして勝利へ努力していることと思います。 本校から、多くの運動部が全国大会に出場してほしいと祈ることしか、私には出来ませんが、全校生と共に応援しています。この6月というのは、春から夏らしい季節となります。季節と同じように「全国大会出場へむけて、気持ちは熱く、プレーは冷静」で試合には勝つことだけに集中してほしいと思います。

 全国大会出場へ一直線!!期待しています。