平成18年度始業式式辞

兵庫県立青雲高等学校校長 高橋 一男

 2月26日の卒業式において、3〜4年次生334名の卒業生を送り出しました。
そして、今月9日新入生341名・転編入生229名が入学され、在校生の皆さんとともに本校で学習することになりました。私達教職員も在校生と共に新入生の皆さんを歓迎したいと思います。
  さて、先ほど離着任式でお知らせしましたが、教頭先生以下8名の先生が転任され、新しく8名の先生をお迎えし、学校も今日から18年度が始まりました。
  ここで皆さんに色々なことを話しておきたいと思います。
  本校入学式と転編入許可式の式辞の中でも話したことですが、皆さんの情報収集に役立つように、図書室をコンピュータ室として改修しました。
  このことは、情報化の時代に遅れることがないように、生徒の皆さんが大いに活用されることを願ってのことです。

  本校の教育目標に「生涯のために学ぶ力と生きる力を身につけよう」と掲げています。 学ぶ力や生きる力というのは、多くの体験をすることが大切なことですということを意味しています。
  話は変わりますが、私が本校でお世話になって、4年を迎えます。
  日頃気になることを話しておきたいと思います。
  その一つに、本校は昨年4月から敷地内禁煙になっています。
 いつまでたっても、校舎内からタバコがなくなっていません。
  先生方は文句も言わず黙って吸殻を拾っておられます。私は、申し訳ない気持ちです。スクーリングが終わって校門を出るまでタバ コを吸わないという意志の強さを持ちませんか。
 二つ目は、「お互い挨拶をしましょう」ということです。
 よく言われることの一つですが、人間社会の中で、この挨拶はかかすことが出来ないものと考えています。
 生徒のみなさんは、どのように考えられますか。

 あほらしいわ・テレクサイ・なんで先生に・そんなん知らんわ等々があるのかも知れませんが、「挨拶を交わすということは大事なことです」と言うことを伝えたいと思います。
 外国では、朝の散歩の時に挨拶を交わすことは珍しいことではありません。
 私は、皆さん方に「挨拶をすることで次の言葉が出る」と言うことを伝え、始業式の式辞とします。