申から酉へ

兵庫県立青雲高等学校校長 高橋 一男

 今年も残すところ、少なくなってまいりました。全校生の皆さんにとっては、今年一年はどの様な年だったのでしょうか。

 私は、人間50歳を越えると一年一年がものすごく早く過ぎていくように思えます。本当に、一日一日を大切に過ごさなければいけないと思っています。さて、スクーリングも1月の1回だけとなりました。ついこの間、後期が始まったと思っていたら、もう後期テストを迎えるようになりました。

 皆さんに聞きます。
「真剣にスクーリングを受け、レポート作成」したでしょうか。皆さんは「時間がない」のを口実にして、何もかも手抜きになっていませんか。学校へ来た時は、一生懸命授業に集中してほしいと願っています。その中から「何かをつかむ」ことは出来ます。努力は自分を裏切りません。「次がんばる」と思う前に、今がんばってください。今だから出来ることは一杯あります。

 今年の干支で言えば「言わざる」「見ざる」「聞かざる」と言われる申年でしたが、来年は酉年です。
 私たちは、鳥に負けない様に、夢の実現に向けて大きく羽ばたこうではありませんか。(2004.12)